ウンベラータってどんな観葉植物?元気に育てる7つの方法

ウンベラータってどんな観葉植物?元気に育てる7つの方法

ウンベラータはクワ科フィカス属で、正式名称はラテン語の「フィカス・ウンベラータ」。
フィカス(Ficus)とは、日本語のイチジクのことでゴムの木の仲間のことを示し、ウンベラータ(umbellata)とは「傘」のこと。

英語のアンブレラと言うとわかりますよね。
その名の通り、傘を広げたような形が植物名になったんです。

原産は熱帯アフリカ。暑さに強く耐陰性もありますが、冬の寒さは苦手です。

ウンベラータであなたの「いえじかん」がますます素敵になりますように。

人気者のウンベラータってどんな観葉植物?

人気 ウンベラータ 観葉植物

野生のウンベラータは、成長すると10m近くまで伸びる常緑高木。

細長い幹が特徴ですが一定期間、主幹を曲げてワイヤで固定すれば自分なりの曲線の幹を作ることもできます。
自分で形がデザインできるなんて楽しいですよね。

日陰でも育ちますが、通年を通して日当たりの良い窓際がおすすめ
水やりさえ間違わなければ、園芸初心者にも育てやすい観葉植物です。

レース越しに見るウンベラータは、インテリア効果が一段とアップすることでしょう。

購入する際はワンサイズ小さいものがおすすめ

購入する ワンサイズ 小さいもの

ウンベラータは、ひと夏に20㎝ほど幹や枝が伸びる成長の早い植物です。
最初は小さなサイズのものからチャレンジすると良いでしょう。

専門店には様々なサイズの鉢が並んでいますが、お部屋の大きさや置き場所を考えながら選ぶと育てる楽しみがありますよ。

購入は成育期の5~7月をおすすめします。
お店には一年中ありますが、冬に買うと葉が全部落ちてガッカリなんてことも。
春には再生する可能性大ですが、春~夏ならぐんぐん成長する姿を実感することができます。

購入後、植木鉢は時々回してくださいね。
葉っぱは光の方向に向きますので、いつも同じだと葉っぱが同じ方向を向いて「傘」の形がくずれてしまうかもしれません。

ウンベラータを育てるために準備するもの

ウンベラータ 育てる 準備するもの

観葉植物全般にいえることですが、最初に必要なものは水やりの道具ぐらい。
慣れてきたら徐々に本格的なものを購入するのが良いでしょう。
近頃は100円ショップの園芸コーナーが充実していますので、時々のぞいてみても楽しいですよ。

最初に準備するもの
・水差し、またはじょうろ(じょうろはシャワーと細口になるものがおすすめ)
・霧吹き(葉っぱに直接吹きかけるため)

あったら便利なもの
・温度計(冬は10℃以上が目安。それ以下なら鉢を暖かい場所に移動させる)
・湿度計(湿度60%以下になったら水滴にならない程度に葉水。夜の葉水は不要)
・殺虫剤  木酢液
・除菌シート(うどん粉病やホコリ対策として葉っぱの表面をふくため)
・歯ブラシ(カイガラムシの除去に便利)

ゆくゆくは必要になるもの
・剪定ばさみ(使う前にアルコール消毒をすること)
・アルコール消毒液
・鉢(植え替え用。1号の大きさは直径が3㎝、5号鉢は直径15㎝)
・鉢底ネット(害虫防止)
・受け皿(お気に入りの食器でもオシャレ。移動に便利なつきのものもある)
・新しい土(古い土には細菌や害虫がいる可能性があるため)
・移植ごて  フォーク  土入れ  肥料 ゴム手袋、または軍手
・癒合剤(剪定した枝の切り口の癒合を促進させると共に病虫害の発生を予防するため)

ウンベラータを元気に育てる7つの方法

ウンベラータ 元気 育てる 方法

ウンベラータを元気に育てるためには正しい知識が必要です。
育て方の7つのポイントをご紹介しましょう。

【その1】栽培環境

栽培環境

日当たりの良い場所を好みますので、窓際の「明るい日陰(レースのカーテン越し)」がおすすめです。
夏場、直射日光に当たると葉焼けをしたり、枯れることにもなります。
必ずレースのカーテン越しか、窓際に遮光ネットをつけるのが良いでしょう。

温度は20℃前後が最も適していますが、四季のある日本ではそうもいきません。
晩秋から冬にかけて徐々に落葉しますが、全部葉が落ちても根が生きれいれば春には新しい芽が顔を出します
諦めずに冬でも水やりを続けてくださいね。

土は購入時のままでOKですが、足りないと感じた時は追加をします。
ウンベラータには赤玉土6:腐葉土4の割合が適していますが、便利な「観葉植物の土」も市販されています。

【その2】水やり

水やり

土の表面が乾いたら、決まった時間にたっぷりとあげます。
たっぷりというのは、鉢底から水がザーっと出てくる状態のこと。

春と秋なら3~4日に1回、夏には2~3日に1回、冬は2~3週間に1回が目安です。
季節や鉢の大きさによって異なりますので、自分の指で土の表面が乾燥しているかどうかを見極める習慣をつけてください。

受け皿に溜まった水は必ず捨てること。
常に鉢底に水があると土が呼吸できずに、やがては根腐れを起こしてしまいます。

夏場は水やりとは別に、毎日霧吹きで葉水(はみず)をしましょう。
葉っぱだけではなく、幹にもシュッシュッとスプレーしてあげると乾燥予防、病害虫予防にもなるんです。

【その3】肥料

肥料

観葉植物の肥料は、その植物の成育期に与えるのが基本です。
ウンベラータは、5~9月の成育期に液体肥料なら1か月に1回、固形肥料なら2カ月に1回程度、既定の量を与えましょう。

上記の代わりに2カ月に1回程度、緩効性の化成肥料でもOKです。
その名の通りゆっくりと効果を発揮しますので、肥料の調節がわかりにくい初心者には心強い味方になります。

【その4】植え替え

植え替え

購入してから2年ぐらい経つと根詰まりを起こします。
「大きくなったけど、最近葉っぱが下を向いて元気がないなあ」と思ったら鉢底を確認してみてください。

鉢底の穴から根がいっぱい出ていたら根詰まりのサイン
出てきた根を剪定ばさみで切り、ひと回り大きな鉢に植え替えると徐々に元気を取り戻します。

植え替え時期は、真夏を避けた5~6月の成育期か、暖かい10月頃

植え替え直後の1年間、肥料は不要です。
春・夏・秋の3回程度、緩効性の化成肥料(置き肥)でゆっくりと新しい環境に慣れさせることがポイントになります。

【その5】剪定

剪定

剪定をしないと天井に届くほど背丈が伸びます。
大きな傘の出現ですが、そのままにしておくと栄養が隅々にいきわたらず枯れます。
2年に1度程度、大きくなったと思ったら春~夏に剪定をしましょう。

剪定は、上へ上へと伸びていくウンベラータの性質を考えながら、葉を出したくない位置の枝をカットします。

上の方をこんもりさせたいなら上部の先端をカットすると、カットした左右からYの字に新芽が出てくるので、きれいな傘の形を作ることができます。
横に広がりすぎたときは脇の枝をカット。背の高いウンベラータができあがります。

剪定をしたとき、切り口から出てくるトロ~ンとした乳液状の樹液に要注意
ゴムの木の仲間特有のこの白い樹液(ラテックス)は皮膚につくとかぶれることがあります。
必ず手袋を着用してください。

特に皮膚の弱い赤ちゃんや猫には気をつけましょう
昔からイチジク属は猫に中毒症状を起こすことで知られています。

剪定後は、切り口に癒合剤(ゆごうざい)を塗布してください。
癒合剤は、病虫害予防や切り口の枯れ込み防止になります。

剪定した枝は株を増やすのに使いますので、節を考えながら切っていきます(後述の【その6】増やし方参照)。

【その6】増やし方

殖やし方

剪定をしたタイミングで、ぜひ増やし方にチャレンジしてみてください。
「難しそう」と諦める方が多いのですが、初心者でも簡単に増やすことができます。

増やし方は「取り木」と「挿し木」の2種類。
「取り木」は、やや難易度が高いので、ここでは「挿し木」をご紹介しましょう。

挿し木は、挿し木にする枝を親木から取るのですが、先端の葉が2枚くらいついた1~2節くらいのところで枝を切ります。
このときに出る白い樹液は洗い流し、1時間くらい水につけておきましょう。

次に、切り口に発根促進剤つけ、小粒のバーミキュライトに挿すだけ。

挿し木後は、たっぷりと水を与え毎日土の状態を観察してください。
乾きかけると水を吸収しようと一生懸命根を伸ばしますので、土が乾きかける手前でたっぷりと水を与えるのがコツです。

発根するまで約2カ月
温度20度以上、湿度約60%で管理するのが発根の最適条件ですので、5~6月の剪定の時期が最も挿し木に適しています。
枝がしっかりしたら、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

【その7】病害虫

病害虫

育てやすい植物ですが、大きな葉っぱに虫がつくこともあります。
予防や駆除をすることが大切です。

よく見られる害虫はハダニ
気づくと葉の表や裏に赤い小さな虫がつくことがあります。
これがハダニで、ハダニの排泄物で葉や床がベトベトになることも。
普段から葉水を行うことで予防することができますよ。

5~10月なら月に1度ベランダでシャワーをかけ、葉の両面をしっかり洗い流しましょう。
ハダニの除去と予防ができます。

アブラムシやアリ、コバエなどがついたらホームセンターや園芸店で、各種害虫駆除の薬品を入手しましょう。

枝についた小さな貝殻状のカイガラムシは、歯ブラシや除菌シートで除去します。
早期なら木酢液で駆除することもできます。
薬品ではないので安心して使用できます。

うどん粉病やカビに悩まされることもあります。
葉に白い斑点がないか、カビはついていないか毎日観察をして、常に風通しを良くすることが病虫害予防の一歩です。

ウンベラータで恋愛運アップ!?

ウンベラータ 恋愛運 アップ

ウンベラータは、丈夫で成長が早いことから『健やか』の花言葉を持ちます。
また、可愛らしい大きなハート形の葉を持つことから『永久の幸せ』『夫婦愛』といった花言葉もあります。

風水では、ウンベラータのように丸みを帯びた葉の観葉植物は「愛の象徴」とされ、出会い運や恋愛運アップのほか、リラクゼーション効果も期待できるとされています。
リビングや寝室の南から南東もしくは西の方角に置いてくださいね。

まとめ

観葉植物の中でも育てやすいウンベラータですが、冬越しができたら春にはまた再生しますので、その都度自分なりのデザインを楽しんでくださいね。
あなただけのインテリアグリーンとして末永く寄り添ってくれること請け合いです。

こちらの記事ではウンベラータの育てかたを9つにしぼって紹介しています。>>ウンベラータの育て方ポイント9選!水挿し・挿し木で増やしてみよう