正しい断捨離方法で徹底的に!実践方法を決めたら5つの順番で片付け

せっかく断捨離をするのなら、できるだけスムーズな作業で成果を上げたいものですね。
そのためには、しっかりと事前準備を行い部屋ごとに持ちものを全て取り出し、不用品から取り除いていくという順番で断捨離を行うのが一番です。
また、断捨離成功後に起こりやすい「もののリバウンド」も気を付けたいところ。
今回の「いえじかん」は正しい断捨離の行い方と、リバウンドさせずにきれいな部屋を維持する方法をまとめました。
ぜひ、断捨離の参考にしてくださいね。
3つの事前準備で断捨離をスムーズに進めよう
断捨離することを決めたら、実際の作業をスムーズに進めるためにも事前準備を行いましょう。
この事前準備を怠ると、ものの取捨に手間取ってしまい必要以上に時間がかかってしまい、途中で挫折してしまう場合も。
確実に断捨離を終わらせたいなら事前準備は大事ですよ。
【準備1】理想の暮らしをイメージする
断捨離を始める前に自分が望む「理想の暮らし」や「理想の部屋」のイメージを明確に描いておきましょう。
お手本にしたい部屋の画像などがあれば、それを参考にするとイメージしやすくなりますよ。
理想の部屋のイメージを持たずに断捨離をした場合、「思っていたのと何か違う」「断捨離した割にものが減っていない」など不満が残る結果になってしまうかもしれません。
しっかりと理想の部屋をイメージしておき、そこに近づけるようにしていくことが断捨離成功への近道となりますよ。
【準備2】ものを断捨離する基準を決めておく
実際の断捨離の作業では、ものを残すか処分するかの判断を繰り返すことになります。
すぐに判断のつくものは問題ありませんが、迷ってしまった場合に備えて「残すか捨てるかの判断基準」をあらかじめ決めておきましょう。
そうすることで作業効率をアップさせることができますよ。
この判断基準は自由に決めてかまいませんが、いくつか例をあげてみましょう。
- 1年以上使っていない(着ていない)ものは処分
- 貰い物で1度も使っていないものは処分
- 自分が使っている(着ている)ところをイメージできないものは処分
- どうしても判断がつかない場合は「保留」にして、時間を空けて再度判断する
このように事前にルール決めをしておくことで、取捨を決める時間が短縮できますよ。
なお、「保留」にしたものに関しては必ず保留期限も決めておき、期限がきたら再度判断をしてくださいね。
思い出の品などは、久しぶりに見ると懐かしさがこみあげてきて手放しがたくなることも。
しかし、あまり間を空けずに再度確認することで意外と冷静に判断できるようになるものです。
もし、保留にしたまま長期間放置してしまうようであれば、必要のないものである可能性が高くなります。その時は、まとめて処分することも検討しましょう。
【準備3】断捨離のための時間を確保しておく
断捨離にはある程度、まとまった作業時間が必要です。
実際の作業の前後に用事などを入れてしまうと、断捨離に集中することができずに中途半端な状態で時間切れになってしまう場合も。
そうならないためにも、あらかじめスケジュールを確認して断捨離を行う時間を確保しておきましょう。
どうしてもまとまった時間が取れない時は、今日は1部屋だけ、キャビネット1つ分だけなど細かく日を分けて断捨離を行ってもかまいません。
ただし、その場合は間が空いてしまうと断捨離を最初からやり直しになってしまうこともあるため、継続したスケジュールを組むことをおすすめします。
まとまった時間でも短時間でも、その間は断捨離の作業に集中することで驚くほど成果を上げることができますよ。
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どこから始めるべき? 2つの実践方法を紹介
ここでは断捨離を実践するにあたり、効率よく進められる方法を紹介します。
勢いで断捨離を始めてもそれなりに部屋は片付くかもしれませんが、この方法を覚えておくと断捨離の作業がぐっとスムーズになりますよ。
【方法1】部屋、エリアごとに進める
断捨離には家中のものを一か所に集めて仕分けを行う方法もありますが、ものの量が多いと見るだけで疲れてしまい収拾がつかなくってしまいます。
そうならないためには、部屋ごとやエリアごとに作業を進めて行く方法がおすすめです。
また、あらかじめ断捨離を行う部屋やエリアの順番を決めておくことで当日の作業がスムーズに運びますよ。
まずは断捨離のスタート地点を決めてください。
スタート地点はどこでもかまいませんが、一番目につく場所や散らかりが気になる場所から始めると良いでしょう。
目立つ場所や気になっていた場所が片付くことで断捨離の効果を実感でき、その後の作業のモチベーションアップにも繋がりますよ。
【方法2】もののカテゴリごとに進める
断捨離のコツは、洋服や書類、本などの量がたくさんあるものから手をつけるのが効果的です。
その理由として、洋服や書類は必要・不要の判断がしやすいという点があげられます。
また、もともとの量が多いということは処分する量も多くなる傾向があります。
たくさんのものを処分することで「断捨離をしている」という実感を得ることができ、やる気もアップしますよ。
そのためにも場所にかかわらず、もののカテゴリごとに量の多いものから断捨離をしていきましょう。
正しい断捨離方法!5つの順番で片付けよう
事前準備が整ったら断捨離の作業に移りましょう。
ここでは、作業をスムーズに行える正しい順番の断捨離方法を紹介します。
この順番で作業を行うと、無駄なステップを踏むことなく断捨離することが可能ですよ。
なお、大量の不用品が出ることが予想できるので、あらかじめゴミ袋や段ボール箱などを用意しておくと良いでしょう。
また、汚れ対策として掃除道具一式や軍手なども揃えておくと安心ですね。
【順番1】ものを全部出して並べる
まず、断捨離を行う箇所にあるもの全てを取り出し並べてみましょう。
全部取り出すのは面倒に感じるかもしれませんが、全体を見渡すことで不用品や重複品が一目で分かるため、むしろ作業が楽に行えるようになるのです。
また、取り出した場所が汚れている場合は、ついでに掃除もできるというメリットもありますよ。
【順番2】絶対にいらないものを処分する
最初に、並べたものの中から「絶対にいらないもの」を取り除いてしまいましょう。
たくさんあるものの中から不用品がなくなることで、断捨離の効果を実感できモチベーションがアップします。
この時、「明らかにゴミと分かるもの」「売ったり譲ったりする可能性のあるもの」に分けておくと後々の処分が楽になりますよ。
【順番3】必要なもの、不要なものに分ける
次に「絶対に必要なもの」を取り分けていきます。
そして、最後に残ったものを1つずつ、必要か不用かの判断をしてください。
事前に決めた判断基準のルールに従って、どんどん仕分けをしていきましょう。
ここでのコツは、判断に必要以上の時間をかけないことにあります。
1つのものの判断に時間がかかると作業がストップしてしまうだけでなく考えすぎて脳も疲れ、後の作業にも影響してしまいます。
判断に迷ったら保留にして、時間を空けて改めて判断をするようにしましょう。
【順番4】必要なものは整理整頓をして収納
要・不要の仕分けが終わったら、手元に残った必要なものを収納していきます。
この時、ものの収納場所をあらかじめ決めておくと作業がスムーズに行えますよ。
整理整頓しながら収納が終わったら、この部屋の断捨離は完了です。
次の部屋へと進み、順番1から作業を繰り返しましょう。
【順番5】不要なものは最適な方法で処分する
全ての部屋の断捨離が終わり、きれいになった部屋には大量の不用品が入った袋や段ボールが残っているはずです。
今度は、この不用品を処分しなくてはなりませんが、その処分方法にはいくつかあります。
自分にとっては不用品でも、それを必要としている人がいるかもしれません。
まだ使えるものはリサイクルショップに売ったり、人に譲ることで再利用できる場合もありますね。
全てをゴミとして出してしまう前に最適な処分方法がないか確認してみることをおすすめします。
リサイクルショップなどで売る
本やCD、洋服などのファッション雑貨、食器などはリサイクルショップに売れる可能性があります。
中には出張買取に応じてくれる店舗もあるので、一度問い合わせてみましょう。
また、手間はかかりますがフリマアプリやオークションサイトで売ることもできます。
ただ捨ててしまうより、少しでもお金にしたい場合は有効な処分方法ですよ。
知人・友人に譲渡する
わざわざ売りに行くのは面倒だという場合は、身近に欲しい人がいないか声をかけてみるのも良い方法です。
「捨てるなら譲って欲しい」と貰ってくれる人が見つかる場合もあるので、友人や知人に「中古品でも良ければ」と一声かけてみましょう。
また、譲るという方法の一つとして寄付するという手段もあります。
受け付けてもらえる品物が限定される場合もあるので、興味のある人は調べてみてくださいね。
指定方法でゴミとして捨てる
賞味期限切れの食品や紙ゴミ、空き容器などは、住んでいる地域の指定方法に従ってゴミとして処分してください。
粗大ゴミなどは、自治体によって処分をするのに有料の場合もあるので注意してくださいね。
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断捨離後にリバウンドしないための3つのコツ
断捨離に成功しても、そこがゴールではありません。
真の断捨離の成功は、断捨離してきれいになった部屋を維持することにあります。
ここでは、断捨離後に持ちものをリバウンドさせないコツをまとめました。
【コツ1】収納家具を断捨離する
収納場所にゆとりがあると「少しくらいものが増えても大丈夫」と油断して、結果的にものがどんどん増えてしまいます。
逆に言えば収納場所がなければ、ものを増やす気持ちが抑制されることになりますね。
そこで、思い切って収納家具そのものを断捨離してしまいましょう。
場所を塞ぎがちな収納家具がなくなれば部屋をより広々使えるというメリットも生まれますよ。
【コツ2】ものを買わない、増やさない
せっかく断捨離をしてものを減らしても新しいものを買ったり貰ったりしていると、あっという間にものが増えてしまいます。
ものを増やさないコツは、とにかくものを買わない・持ち込まないことにあります。
たとえば、無料で貰える試供品などは使わないことが分かっているのなら手を出さないようにする。
気に入ったものを買う時やプレゼントされたものを使いたい場合には、1つ増やす代わりに1つ捨てるなどルールを決めておきましょう。
余計なものを増やさないようにしていくことが、きれいな部屋を保つコツになりますよ。
【コツ3】定期的に持ちものの見直しをする
どんなに気を付けていても、少しずつものは増えてしまいます。
そのため、断捨離に成功して持ちものが減った後も定期的に所持品を見直す必要がありますよ。
3ヶ月や半年ごとなど、自分のライフスタイルに合わせて持ちものを見直す時期を決めてチェックしてみましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、1度断捨離に成功しているので処分するものはそう多くはないはず。
このように断捨離後の定期的な見直しを習慣化することが、いつまでもきれいな部屋をキープすることに繋がりますよ。
まとめ
正しい断捨離方法は、部屋ごとに手順に沿って作業を進めます。
持ちものを全て取り出す作業は面倒かもしれませんが、この順番通りに行えば不用品が一目で分かり、結果としてスムーズに断捨離をすることができますよ。