世界最高級コーヒー!ゲイシャに関する8つの知識と香り・風味の特徴

世界最高級コーヒー!ゲイシャに関する8つの知識と香り・風味の特徴

卓越した香りと風味を持つ「ゲイシャコーヒー」。
ジャスミンのようなフローラルな香りとフルーティな柑橘系の酸味と甘みが魅力のゲイシャコーヒーは、世界最高級との呼び声も高い品種です。

そんなゲイシャコーヒーが知られるようになったのは比較的最近であるため、まだまだ一般に知られていない情報がたくさんありますよ。

今回は、ゲイシャコーヒーの特徴や名前の由来などを「いえじかん」が調査しました。
類まれな美味しさを持つゲイシャコーヒーを楽しみましょう。

「ゲイシャ」にまつわる8つの基礎知識

ゲイシャ 基礎知識

画像引用:緑の館オンラインショップ

世界最高級との呼び声が高い「ゲイシャコーヒー」が市場に登場したのは2000年代になってからのこと。
そのため、メジャーなコーヒーの種類に比べて一般的な知名度は低いようです。

しかし、他のコーヒーとは一線を画した美味しさからコーヒーファンの間ではすでに人気の銘柄となりつつありますよ。

ここではゲイシャコーヒーが最高級と呼ばれる理由や特徴、名前の由来などについてまとめました。

【知識1】世界最高級!コーヒー豆の栽培品種

ゲイシャコーヒーが市場に初登場したのは2004年に行われたパナマのコーヒー国際品評会でのことでした。

初出品ながらゲイシャコーヒーは優勝するとともに過去最高額の落札価格を叩き出し、一躍高級コーヒーの地位を確立します。

ゲイシャコーヒーの品種は1930年代初めにアフリカのエチオピアで発見された「アラビカ種」のひとつである「ゲシャ種」となります。

「ゲシャコーヒー(ゲシャ種)」が「ゲイシャコーヒー(ゲイシャ種)」になった理由などは下に詳しく書いています。

また、栽培が難しい品種であるため長い間ほとんど栽培されることなく他の品種に埋もれた存在だったそうです。

なお、一般的なコーヒー豆が丸い形が多い中、ゲイシャコーヒーの豆は細長い形で粒が大きめなのが特徴となりますよ。

現在、高品質のゲイシャコーヒーを生産しているのはパナマのエスメラルダ農園を筆頭に同じパナマのドンパチ農園などが有名です。

ゲイシャコーヒーは大手コーヒーチェーン店や喫茶店で飲むことができますが、その値段は通常の高級品種のコーヒーよりも高価格となっていますよ。

【知識2】ゲイシャの名は原産地の村名に由来

ゲイシャ 原産地 村名 由来

「ゲイシャコーヒー」の本来の名前は「ゲシャコーヒー」といい、その原産地がエチオピアの「ゲシャ村」であったことからこの名前が付けられました。

「ゲシャコーヒー(ゲシャ種)」が「ゲイシャコーヒー(ゲイシャ種)」と呼ばれるようになった経緯は以下の通りです。

原産地エチオピアから中南米コスタリカに渡り、やがてパナマのエスメラルダ農園で栽培されるようになったゲシャコーヒーは2004年の品評会にて大絶賛されます。

このコーヒーの品評会には日本人の業者も参加しており、そこで「ゲシャ」を「ゲイシャ」と聞き間違えたことが発端でした。

結局「ゲシャコーヒー」は「ゲイシャコーヒー」という名前で呼ばれるようになり、「ゲシャ種」も「ゲイシャ種」として定着し今に至っているのです。
日本の「芸者」さんとは何の関係もありませんが、親しみを感じる名前ですよね。

【知識3】エチオピアからパナマへ渡った経緯

原産地のエチオピアで「ゲシャ種」のコーヒーノキが確認されたのは1930年代初めのことでした。

その後、ゲシャ種の原産地であるエチオピアから他のアフリカの国を経由し20世紀半ばにコスタリカにある中南米の農学研究所(CATIE)に渡ります。

そこでゲシャ種には植物を枯らす「さび病」に耐性があることが分かり、1960年代にコスタリカからいくつかの国々へと送られますが、その国の中にパナマも含まれていました。

ところが、当時のパナマではさび病が流行っていなかったことやゲシャ種の栽培にメリットがなかったことから、パナマで広く栽培されることはありませんでした。

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【知識4】栽培にデメリットの多いゲイシャ種

さび病に強いと言われたゲシャ種でしたが、栽培・生育するには他の品種に比べてかなり難しいものだったようです。
まず、ゲシャコーヒーノキが上手く根付くには1500m以上の高地でなければなりません。

そして、根付いたゲシャ種の樹高は一般的なティピカ種やブルボン種のコーヒーノキに比べて2倍程度の4mもの高さに育つため、機械での手入れや収穫が行えず手作業に頼ることになります。

しかも、1本のゲシャコーヒーノキから収穫できるコーヒーチェリーの量も少なく、通常の品種の4分の1程度。

このようにゲシャ種の栽培はデメリットが多いため、結果、採算が取れないとされて多くのコーヒー農園から姿を消したのでした。

【知識5】世界にとどろかせたのはエスメラルダ農園

世界 エスメラルダ農園

上に書いたように栽培が難しく収穫量が少ないことから長い間忘れられた存在だったゲシャコーヒー。

そんなゲシャコーヒーを「ゲイシャコーヒー」として世界に広めたのが「エスメラルダ農園」でした。

エスメラルダ農園は1964年、パナマの古い農園を購入したルドルフ・ピーターソンが開業しました。

パナマでゲシャ種のコーヒーノキが姿を消す中、エスメラルダ農園ではゲシャコーヒーの豊かな香味に着目しゲシャ種の栽培を始めたのです。

そして、2004年の品評会「ベストオブパナマ」にゲシャコーヒーを初出品したところ大絶賛を受けることになりました。
(なお、「ゲイシャコーヒー」としての名前が定着したのも、この頃となります)

この時の落札価格は1ポンド(約450g)で21アメリカドルという超高額。(通常は1.5〜2アメリカドル)

その後も数々のコーヒー品評会で1位を獲得し、「エスメラルダ農園」の「ゲイシャコーヒー」を世界にとどろかせることになったのです。

エスメラルダ農園では現在、3種類のゲイシャコーヒーブランドを展開しています。
いずれも味に定評がありますし、日本でも販売されているので見かけたらぜひ味わってみてくださいね。

・No.1ブランドとなる「エスメラルダ スペシャル」
農園内の1600~1800m地点で栽培・生産されたゲイシャコーヒーの中でもカッピング(コーヒーのテイスティング)評価が90点以上という最高のクオリティを持つ希少性の高いブランドです。

・「プライベート コレクション」
「エスメラルダ スペシャル」と同条件下で栽培・選別・処理が行われた中でカッピング評価が90点には届かないながらも、87点以上の高品質なゲイシャコーヒーに与えられるブランドで高地特有の風味を楽しめますよ。

・「ゲイシャ1500」
1400~1800mの地点で栽培・生産されたことを除けば、上記2つのブランドと同じように管理されたゲイシャコーヒーを楽しめるブランドとなっています。

なお、エスメラルダ農園=ゲイシャコーヒーというイメージですが、高品質のカトゥアイ種を生産していることでも有名ですよ。

【知識6】ベストオブパナマで4年連続優勝を誇る

2004年のコーヒー品評会「ベストオブパナマ」で1位を獲得以降、同品評会にて4年連続でエスメラルダ農園のゲイシャコーヒーは優勝しています。

特に2007年度には1ポンド130アメリカドルの価格が付き、世界最高値を更新し落札されました。

2008年からは「エスメラルダ スペシャル」と呼ばれる「エスメラルダ・ゲイシャ」専用の品評会・オークションが開かれるようになり、さらに高値で落札されていますよ。

見捨てられていた「ゲシャコーヒー」を「ゲイシャコーヒー」に生まれ変わらせ世に広めたエスメラルダ農園。

そこで生産されるゲイシャコーヒーの人気は衰えることなく、高品質のコーヒー豆は市場で盛んに取引されているのです。

【知識7】精製方法はナチュラルとウォッシュド

コーヒーチェリーからコーヒー生豆になる種子を取り出す作業を「精製」と呼び、いくつか種類があります。

どの方法で精製をするかによって、同じコーヒーチェリーであっても生豆の風味が違うため、コーヒー豆生産において重要な作業となりますよ。
ゲイシャコーヒーは主に2つの精製方法が採用されています。

ナチュラル

ナチュラル

出典:LIGHT UP COFFEE

収穫したコーヒーチェリーを丸ごと乾燥させた後に余分な部分を取り除き、脱穀する方法です。

長期間果肉を付けたまま乾燥させることで生豆に独特の風味が付きますが、同時に雑味も出やすくなります。

ウォッシュド

ウォッシュド

出典:LIGHT UP COFFEE

ウォッシュドは「水洗式」とも呼ばれる精製方法で、機械で外皮と果肉を取り除き種子を水洗いした後に乾燥、脱穀します。

果肉など余分な成分がない状態で種子を乾燥させるので雑味のないさっぱりとした味わいの生豆になりますよ。

しかし、大量の水を使うため設備を整える必要があり、種子を洗った水を大量に排出することで環境汚染が懸念されています。

【知識8】ゲイシャにも品質や味わいの高低がある

エスメラルダ農園のおかげで、一躍知名度と価格が上がったゲイシャコーヒー。
最近ではパナマだけでなくコスタリカをはじめとした中南米、南米、アフリカでもゲイシャコーヒーの栽培が行われるようになりました。

高級コーヒー豆として高値で売買されているゲイシャコーヒーですが、残念ながら市場にある全てのゲイシャコーヒーが高品質で美味しいという訳ではないようです。

農作物のコーヒーは栽培される土地や気候条件、手入れ具合によって、その出来が大きく左右されます。

パナマのエスメラルダ農園をはじめ、ゲイシャコーヒーの生産に定評がある農園では徹底した管理の下でゲイシャコーヒーを栽培することで高品質を保っているのです。

そのため、ゲイシャコーヒーの産地などによって品質や味わいに違いが出ることから、ゲイシャコーヒーを求める際には生産地や豆の品質をよく見極めて購入することをおすすめします。

「ゲイシャ」の香りや風味の特徴3選

ゲイシャ 香り 風味 特徴

ゲイシャコーヒーの最大の魅力は、「香り」と「風味」にあると言われています。
そんなゲイシャコーヒーの味わいに関する特徴をまとめました。

【特徴1】ジャスミンのようなフローラルな香り

ゲイシャコーヒーの一番の特徴と言われる「香り」は、「ジャスミン」「ベルガモット」「カモミール」といったフローラルな香りに例えられます。
ゲイシャコーヒーの香りを楽しむためにも、豆の焙煎具合は浅煎りが好まれるようですよ。

【特徴2】柑橘類を思わせるフルーティな酸味と甘み

ゲイシャコーヒーの味わいについては、「オレンジやレモンのような柑橘系」や「ネクタリン」を彷彿とさせるフルーティな風味と甘みが特徴です。
すっきりとした爽やかな酸味とまろやかな甘みであっさりとした飲み口が魅力です。

【特徴3】後に残る香りと風味の余韻を長く楽しめる

ゲイシャコーヒーの後味は「はちみつのような甘さ」や「チョコレートのような残り香」を感じさせてくれます。
甘くほのかな後味の余韻は、最後までゲイシャコーヒーの美味しさを裏切らないでしょう。

まとめ

ジャスミンのようなフローラルな香りとフルーティな柑橘系の酸味と甘みを持つことで人気の「ゲイシャコーヒー」。

ゲイシャコーヒーが世界最高級と言われる理由は、上記のような卓越した香りと風味を持つことにありますよ。

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