おすすめコーヒードリッパー9選♪形状と穴の数は味わいに影響大!

ハンドドリップで淹れるコーヒーの味を決める上で、見落とされがちなのがドリッパーの形状です。
ドリッパーの形状や穴の数でコーヒーの味が変化します。
例えば、同じ台形型のドリッパーでも穴の数が1つのものは抽出に時間がかかるため濃い目に3つ穴のものは抽出時間が短いため薄めの味に仕上がりますよ。
今回の「いえじかん」は、コーヒードリッパーの種類や特徴、抽出したコーヒーの味の変化に焦点を当てました。
おしゃれ&おすすめのドリッパーもまとめて紹介しますよ。
目次
ドリッパーでコーヒーの味が変わる?その関係性とは
コーヒーの味を決めるには、コーヒー豆の種類や焙煎度合い、挽き方が関係しているのは広く知られています。
しかし、ドリッパーの種類が変わると抽出されるコーヒーの味が変わることはあまり知られていないようです。
ここでは、一般的に良く使われる台形型と円錐型ドリッパーの違いを比べながら、コーヒーの抽出の変化についてまとめました。
【関係1】穴の数で抽出時間が変わる
現在、日本の市場で流通しているドリッパーには穴のあるものやメッシュタイプなど複数種類が存在しています。
また、穴の開いているものには、穴の数や穴の大きさも様々。
この穴の数や大きさは、コーヒーの抽出時間にダイレクトに関わってくるためドリッパーを選ぶ際の大事なポイントです。
穴の大きさが同じドリッパーであれば、数が多い方が抽出される時間が早くなり、逆に穴の数が少ない場合は時間がかかりますよ。
ただし、コーヒーの味の違いは穴の数だけでなく、穴の大きさやドリッパーの形状が密接に関係してきます。
ドリッパーの穴の数・大きさと味の違いについては、下記で詳しく説明するのでそちらをご覧くださいね。
【関係2】形状の違いでお湯の流れが変わる
ドリッパーの形には台形型や円錐型、しずく型など形状に種類がありますが、これらの形状によってお湯の流れが変わります。
台形の場合はお湯がドリッパー内に留まってから落ちていくのが特徴です。
じんわりとコーヒーが抽出されるので、どちらかと言うと酸味が少なくなる傾向があります。
円錐型の場合は大きな1つ穴ということもあり、お湯がドリッパーの中に留まらずコーヒーが抽出されるため、すっきりした酸味を感じられる味に仕上がりますよ。
こちらも、詳しくは下記で説明しているので参考にしてください。
【関係3】リブの形と長さで抽出速度と流れが変わる
ドリッパーの内側にある溝のことを「リブ」と呼び、ドリッパーによってリブの形や長さ、本数などは様々です。
リブの役目は、セットしたペーパーフィルターとドリッパーの壁面に空気の抜け道を作り密着を防ぐことにあります。
リブの数が多ければ多いほど、長ければ長いほどドリッパーとフィルターの間に隙間が生まれ、結果としてお湯の落ち方が早くなるのです。
リブがまったくないドリッパーだと、コーヒーがドリップされる速度を常に確認しながらお湯の量を調節して注ぎ続けなくてはいけません。
誰にでもある程度簡単にハンドドリップするためには、リブは必要な存在と言えますよ。
【関係4】材質による味への影響は少ない
ドリッパーの材質には、プラスチック製、陶器製、ステンレス製、銅製などの種類があります。
それぞれ色や形状、価格に違いはありますが、素材の違いが味へ影響することは大きくありません。
しかし、素材ごとに耐久性や取り扱い方に違いがあるため、お手入れの仕方などを考慮した上で好みのものを選ぶと良いですね。
メーカー別!ドリッパー4種類の特徴を比較
現在、国内で購入できるコーヒードリッパーには多くの種類があります。
ここでは、一般的に購入しやすいコーヒードリッパーの特徴をメーカー別に比較してみましましょう。
【種類1】kalita(カリタ)
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日本生まれのコーヒー用器具を扱う「カリタ」。
カリタの代表的なドリッパーは、台形型に底部に小さな3つ穴、上部までの長いリブが特徴です。
この小さな3つ穴構造はカリタ独自に開発されたもので、お湯が溜まりやすく抽出時間は長めで苦味やコクが出やすくなっていますよ。
カリタのドリッパーにも種類はいろいろありますが、上記のものは広く販売されていて価格も400円程度とお手頃です。
また、比較的誰が淹れてもコーヒーの味に大きな差が出にくいことから、ハンドドリップ初心者向きとしてもおすすめですよ。
【種類2】melitta(メリタ)
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「メリタ」は、ペーパードリップを初めて編み出したドイツ生まれの会社です。
メリタの代表的なドリッパーは、台形型に小さな1つ穴があり、リブはドリッパーの中ほどまでの長さとなっています。
1つ穴の最大の特徴は正確な時間でドリップされるよう計算されているため、お湯を分けて注ぐ必要がないので毎回安定したコーヒーを味わえること。
3つ穴のカリタ式に比べて抽出時間は長めになるため、濃いめでコク深い味わいのコーヒーを淹れることができますよ。
メリタのドリッパーも一般に入手しやすく、価格も500円程度とお手頃です。
【種類3】HARIO(ハリオ)
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日本製耐熱ガラス器で有名な「ハリオ」の代表的なコーヒードリッパーは、円錐型で大きめの1つ穴、らせん状の長い12本のリブが特徴です。
らせん状のリブの効果でフィルターがドリッパーの表面に張り付くのを防いでくれるのに加え、大きな1つ穴構造なため抽出時間は短めとなります。
そのため、抽出されたコーヒーの味は、程よいコクとさっぱりとした酸味が楽しめますよ。
ハリオのドリッパーは、数百円程度の安価なプラスチック製以外にもガラス器メーカーらしい耐熱ガラス製など、おしゃれなタイプのものも多数販売されています。
ただし、円錐型ドリッパーに使用するペーパーフィルターは専門店や大規模スーパーでないと取り扱っていない場合も多いため、購入する際には事前に購入場所を確認しましょう。
【種類4】KONO(コーノ)
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サイフォン愛用者にはお馴染みのメーカー「コーノ」ですが、ドリッパーも種類が豊富です。
コーノのドリッパーはハリオと同じ円錐型で1つ穴、直線で短いリブが下部にあるのが特徴ですよ。
円錐型ドリッパーは、一気にお湯を注ぐとコーヒーが落ちるのが早過ぎて味が薄くなってしまいます。
そのため、お湯を注ぐタイミングや速度をコントロールする必要があるため、ハンドドリップに慣れた人向きのドリッパーと言えますよ。
また、コーノのドリッパーは一般小売店では取り扱いが少ないため、ネット販売などが中心となります。
見た目もおしゃれ♪おすすめコーヒードリッパー9選
コーヒードリッパーはスーパーの食器売り場や専門店、100円ショップなどでも販売されていて形や素材・価格も様々です。
その中から見た目もおしゃれで扱いやすい、おすすめドリッパーを紹介しますよ。
【その1】カリタ|陶器製コーヒードリッパー
カリタ 陶器製コーヒードリッパー 101-ロト ブラウン 1-2人用(1コ入)
カリタのプラスチック製と同じ構造の陶器製のドリッパー。
艶のある陶器の肌は高級感があり、気分を盛り上げたい時におすすめですよ。
ただし、陶器は破損の恐れがあるので扱いには気を付けてくださいね。
【その2】カリタ|ステンレス製ドリッパー
カリタ ウェーブシリーズ ウェーブドリッパー 155 1-2人用(1コ入)
コーヒーカップをソーサーに載せたような形がおしゃれな、カリタのステンレス製ドリッパー「品番:#04021」です。
底部が円形でリブがないため、ウェーブ型のペーパーフィルターを使用します。
カリタ独自の3つ穴構造はそのままなので比較的簡単に安定した味のコーヒーを淹れられるメリットがありますよ。
【その3】メリタ|樹脂製アロマフィルター
メリタのAS樹脂製で半透明タイプのコーヒードリッパー「品番:AF-M」です。
最大の特徴は穴の位置が少し高い場所にあるため、より香り高いコーヒーを抽出できること。
使い方は通常の透明タイプのドリッパーと全く一緒なので、誰も簡単に美味しいコーヒーを淹れることが可能です。
【その4】メリタ|陶器製フィルター
メリタの陶製ドリッパー「品番:SF-T」。
優しいアイボリーカラーがコーヒーの色に良く映えるので、コーヒーがより美味しそうに見えます。
色が薄いため汚れが分かりやすく、お手入れしやすいのも助かりますね。
【その5】ハリオ|ガラス製コーヒードリッパー
ハリオ V60 耐熱ガラス透過ドリッパー 01B VDG-01B(1コ入)
耐熱ガラス製のハリオのコーヒードリッパー「品番:VDG-01B」は、内側のらせんリブが模様のようで見た目がとってもおしゃれです。
ホルダー部分は取り外すことができ、本体は食器洗浄機対応なのも便利ですね。
【その6】ハリオ|ペーパーレスドリッパー
ハリオ カフェオール ドリッパー ブラック CFOD-02B(1コ入)
ハリオのペーパーレスドリッパー「品番:CFOD-02B」の最大の特徴は、名前の通りペーパーフィルターが不用なこと。
ステンレスメッシュフィルターを使用しているので、コーヒー粉が持つ油分を十分に抽出されマイルドな味わいが楽しめますよ。
色は、シックな黒とビビッドな赤が用意されています。
【その7】コーノ|樹脂製ドリッパー
コーノの透明樹脂製ドリッパーは、リブが上部にないため、見た目が他メーカーのドリッパーよりスッキリしています。
金色のロゴもおしゃれです。
お湯の注ぎ方に少しコツがいるコーノのドリッパーですが、慣れると手放せなくなりますよ。
【その8】ゼロジャパン|陶器製フィルター
ZEROJAPAN BKK-15L コーヒードリッパー L ホワイト
曲線を活かした柔らかなフォルムと2つ穴が特徴のゼロジャパンの陶器製フィルター「品番:BKK-15L」。
オブジェにしても違和感のないモダンなデザインが、とてもおしゃれですよ。
ホワイトやブラックといった定番の色の他、ポップなイエローや古風なブルーなど色展開が豊富なのも魅力です。
【その9】コレス|ゴールドフィルター
cores コレス シングルカップゴールドフィルター C210
1杯分のコーヒーを最高に美味しく淹れるために特化した、コレスのドリッパー「品番:C210」です。
円筒型のフィルターはステンレスに金メッキが施されれているので酸化に強く、味や香りにも影響が少ない仕様となっていますよ。
好みに合わせてドリッパーを選ぼう!4つの選び方
好みの味のコーヒーを淹れるには、どのようなドリッパーを使えば良いのでしょうか?
ここでは、ドリッパー選びに役立つ4つのポイントをまとめました。
【選び方1】濃い派なら小さめ穴or1つ穴タイプ
濃いめのコーヒーが好きな人におすすめなのは、抽出に時間のかかるタイプのドリッパーです。
穴は小さめで1つ穴のものや、リブが下部だけに入ったドリッパーなどが向いていますよ。
【選び方2】薄め派なら大きめ穴or複数穴タイプ
薄めのコーヒーが好みの場合は、抽出時間が短いドリッパーを選びましょう。
穴の数が多いタイプや大きめの穴のドリッパーをおすすめします。
【選び方3】コクと深みのある味わいは台形
コーヒーのコクを出すには、コーヒー粉がお湯に漬かるタイプの台形型のドリッパーが良いでしょう。
コーヒー粉がお湯に漬かっている時間を調整すれば、コクやまろやかさなどを好みに合わせることも可能ですよ。
【選び方4】すっきりとした味わいは円錐形
爽やかな酸味ですっきりとした雑味のない味を好む人には、円錐形のドリッパーがおすすめです。
ただし、あまり早くお湯を注ぎすぎると味が薄くなりすぎてしまうため、そのあたりの調節をする必要がありますよ。
まとめ
ハンドドリップで淹れるコーヒーの味は、ドリッパーの形状で違いが出ます。
台形型ドリッパーを例にあげると穴の数が少なければ抽出に時間がかかり濃い目に。
穴が多ければ薄めの味に仕上がります。
ドリッパーを変えて好みのコーヒーを淹れてみましょう。
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