ミニマリストの食事ってどんな感じ?6つの特徴と節約術を大公開

時間や経済面でのメリットが知られているミニマリストの生活ですが、食生活においてもさまざまな工夫をしています。そして、ミニマリストが実践している節約術は、一般的な生活に活用できる、非常に有益なものです。
「いえじかん」では、ミニマリストの食生活に共通する6つの特徴と、食費を節約するテクニックを大公開します。食費を抑えて、趣味に費やすお金を増やしたい、豊かな人脈形成に繫げたいという方は必見です。
目次
食事事情が気になる!ミニマリストの食に対する考え方
さまざまなメリットがあることで知られる、ミニマリストのシンプルな生活ですが、どんな食生活を送っているのかが気になるという方も多いでしょう。今回はそんな方々のために、ミニマリストの食に対する考え方を紹介していきます。
一見質素にも見えるミニマリストの食生活ですが、栄養や費用の面に非常に気を使っています。
また、ミニマリストの無駄なモノを所有しない生活を送りながら、豊かさを失わない秘密も食生活にあると言えます。
そんなミニマリストの食べ物の選び方や掛けられている食費などを把握することで、シンプルな生活から得られるメリットをしっかりと体感していきましょう。
ミニマリストの食事ってどんな感じ?6つの特徴
シンプルな生活を送るミニマリストの食生活が気になるという方のために、多くのミニマリストに共通している6つの特徴を解説します。ミニマリストは簡単でありながら、栄養素もしっかりと補給でき、なおかつ心を満たしてくれる食事を実践しています。
断捨離を行い、シンプルな生活を送りながらも、豊かさを失わないミニマリストには、栄養素を配慮した食事を心がけることで、満足感を感じるという共通点があると言えます。
【特徴1】シンプルな食事を心掛ける
ミニマリストに共通する食に対する考え方の1つ目が、シンプルな食事を心がけるというものです。
モノを極力所有しないという理念に基づいて、食事も極力シンプルに済ませるミニマリストがほとんどです。
また、IHクッキングヒーターとフライパン、炊飯器といった調理器具しか所有していないというミニマリストも珍しくありません。
少ない場合には2品ほど、多くとも3〜4品ほどで、簡単な調理で栄養素を取り入れられる食品を食べるというルールを設け、時間と費用の節約に繋げています。
【特徴2】栄養価の高い玄米を取り入れる
ミニマリストの多くは同じ食べるという行為をするのであれば、栄養価を多く補給できるアイテムを選択します。そして、その最たるものが玄米であり、白米ではなく玄米を取り入れることで、効果的なビタミンの補給を行っています。
同じお米でも栄養価が高いことで知られる玄米を選び、白米よりも効率的に栄養を補給しているわけです。
コスト面でも大きな変化がないという点も、ポイントの1つと言えます。
【特徴3】水や炭酸水で水分補給
水や炭酸水を日常的に補給しているというミニマリストも多く存在しています。
もともとモノを手放すことで生活の質を上げることが目的であるため、自分の身体への意識も必然的に高まります。
「健康を意識することで充実感を感じやすくなる」というメリットが隠されているため、日常的に水や炭酸水での水分補給が必要となるわけです。
【特徴4】安くて新鮮な食材を厳選する
シンプルな生活を質素と認識されてしまうこともあるミニマリストですが、決して質を度外視しているわけではありません。
さまざまなメリットが知られている断捨離ですが、モノを手放すことに執着しすぎ、生活の質が下がってしまうケースも珍しくありません。
モノを所有しない生活を送りながら豊かさを失わないためにも、安さと新鮮さを兼ね備えた食材を厳選しており、安さだけに偏らない配慮も十分に行っているわけです。
【特徴5】曜日ごとに食事メニューのルーティンを決める
ミニマリストは基本的な食事メニューをルーティン化し、献立を考える時間や食材を揃える時間を短縮するための対策としています。もちろん、ミニマリストの中にも料理好きはいるため、どのくらいの時間とお金、労力をかけるかは人それぞれです。
ただし、省ける時間を省くという考え方をもっているため、簡単に栄養を補給できる方法を選択します。
【特徴6】冷凍保存を活用している
ミニマリストは冷凍保存を積極的に活用し、空いた時間を有効に活用しています。
また、冷凍保存を活用することで、所有しなければならない調理器具を大幅に削減することもできます。
IHクッキングヒーターとフライパンで調理を行い、タッパーに保存するという流れを作ってしまえば、毎日調理する必要もなくなるわけです。
普段何を食べてるの?主な3つの食事メニューをご紹介
モノを所有しないシンプルな生活を送るミニマリストですが、普段どんなものを食べているのかが気になる方も多いのではないでしょうか?ここからは、前述したテクニックをフルに活用できる食事メニューを3つ紹介していきます。
ミニマリストでも、いつもの決まった食事の繰り返しにストレスを感じないわけではありません。
シンプルな食生活続けながらも、自分の欲求をしっかりと理解し、和食と洋食などのレパートリーを楽しめる工夫を実践しています。
【その1】和食ならご飯とお味噌汁をベースに
和食であればご飯とお味噌汁をベースに、しっかりと栄養を摂取できるメニューを組み立てます。
少し質素にも感じられるメニューではありますが、玄米と味噌を使用することでビタミンと酵素を補給できる献立に仕上がっています。シンプルながらも食べごたえもある食事と言えるでしょう。
【その2】洋食ならパンと牛乳(飲み物)をベースに
洋食を食べたい場合には、パンと牛乳などの飲み物をベースに献立を組み立てています。
和食と比較してみると少し栄養素が偏ってしまいがちですが、日頃の食事にアクセントを加えるレパートリーとして活用できるでしょう。
【その3】ベースメニューに好みで副菜を足す
ミニマリストはお米とお味噌汁をベースとした和食と、パンと牛乳をベースにした洋食で食事のルーティンを形成しています。さらに、ベースのメニューに副菜を加えることで、メニューにバリエーションを加える工夫をしていることもあります。
シンプルに見えるミニマリストの食生活ですが、時と場合に応じた変化を加えるテクニックもいくつかあるわけです。
ミニマリストの食費が知りたい!1ヶ月に掛ける平均金額
節約のためにミニマリストの食生活を参考にしたいという方は、1ヶ月にかける平均金額も把握しておきましょう。食費を抑える努力も必要ですが、生活の質を上げることを忘れないという意識も必要となります。
少ない人で…1ヶ月平均で約10,000円以下
ミニマリストの中でも特に食費を抑える人は、1ヵ月平均で約10,000円以下で生活しています。
週間では2,500円以下となるため、玄米とお味噌汁という食事をルーティン化し、たまに副菜を付け加えるイメージとなります。
ただし、食費を意識しすぎて、生活の質を下げてしまわないように意識することも必要です。
一般的には…1ヶ月平均で約30,000円前後
一般的なミニマリストの1ヶ月の食費は30,000円前後が平均とされています。
和食は玄米とお味噌汁、洋食はパンと牛乳といったベースは崩さずに、自炊をしていくつか食品を加えるイメージとなります。
ミニマリストを目指しながらも「料理はちゃんと作りたい」といった本心をもっている場合には、食費に余裕をもたせることも大切です。
ミニマリストに学ぶ!知ると役立つ食費節約術5選
最後にミニマリストが実践する食生活の中から、誰でも実践できる食費節約術を5つ紹介します。
不要なモノを所有しないミニマリストになることには、食費を節約できるというメリットがありますが、普通の生活を送る方々にも参考になる考え方があります。
消費を抑えてもっと趣味にお金を使いたい、もっと豊かな人間関係を手にしたいという方は必見です。
【その1】基本的には自炊を心掛ける
一般的な生活の模範となるミニマリストの食費節約術の1つ目が、基本的には自炊を心掛けるというものです。弁当や外食をしたほうが節約になるという考え方もありますが、長い目で見えれば自炊を行ったほうが得られるものが多いと言えます。
もちろん、自炊をしない状態からする習慣を付けるまでには、食材の準備から調理まで慣れないことばかりです。ただし、その繰り返しの中で食費を減らしていくという努力が重要であり、結果的に自分の健康を維持できる調理方法を身に着けることもできるようになるでしょう。
ミニマリストのキッチン事情が知りたいかたはこちら>>自炊派ミニマリストのキッチン事情!ツールの絞り方が快適調理のカギ
【その2】無駄だと思う嗜好品を減らす
一般的な生活にも活用できるミニマリストの食費節約術の2つ目が、無駄だと思う嗜好品を減らすことです。
食費を節約したいと思いながら、ついつい自販機で飲み物を買ってしまう、スーパーでお菓子やお酒を買いだめしてしまうという方も多いでしょう。
そんな方には特に“無駄なモノを購入しない”という、ミニマリストの理念をもつことをおすすめします。
またお菓子やお酒などの嗜好品は、急にやめることでストレスになる可能性があることも把握しておきましょう。
食費を節約すると決めても少しずつ量を減らし、足りない分は自炊にするといった考え方をもつことをおすすめします。
【その3】買いだめをしない
ミニマリストは基本的に必要ないモノを所有しないため、食事においても買いだめをしません。
2〜3日分の食事を購入し、その日のうちに使い切ることを計算した買い物を実践しているわけです。
ただし、嗜好品を減らすために必要なモノと区別する必要があり、すべてのアイテムをストックしないわけではありません。好きなお菓子の量を減らすための期間を計算し、必要と考えられる場合には買いだめをすることもあります。
【その4】冷蔵庫のストックを把握しておく
前述の通り、ミニマリストは買いだめをしないため、冷蔵庫の中は基本的に空の状態が保たれています。
ただし、調味料や卵、缶詰といった一度で使い切れないものはどうしても残ってしまうため、食材を購入する前に把握しています。
また、調理は週に2回だけといったルールを設け、冷凍保存するというミニマリストもいます。
自炊を基本とするミニマリストは、無駄な買い物をしないために、冷蔵庫の中身を把握しているわけです。
【その5】食材の保存方法を知っておく
食材の保存方法を正しく理解するという点も、一般の生活で活用できるミニマリストの節約術と言えるでしょう。食材は冷蔵庫の中で保管するすることが基本と言えますが、調味料や缶詰などには例外があります。
保管方法を変えるだけで、食品の鮮度が変わることにもミニマリストは着目しています。
まとめ
ミニマリストが実践する省略できる点は省略する、豊かさに通じる部分にはこだわるという考え方は多くの方の模範となる考え方です。
シンプルな生活を送りながら、豊かさを失わないミニマリストの秘訣は食生活にあると言えるでしょう。
ミニマリストは持ち物も少なくシンプルな暮らしをしています。
こちらに、男女別のミニマリストの持ち物についてまとめました。
ぜひ、参考にしてみてください。