ミニマリストの生活が招くメリット・デメリット!続ける秘訣は心の余裕

「朝、出かける準備でバタバタしてしまう…」「せっかくの休日なのに、掃除で一日を潰してしまった…」といったことに、疑問を感じたことはないでしょうか?
不必要なことに時間をかけてしまい、大切なことがおろそかになってしまうことはよくありますよね。
そんなとき、参考にしたいのがミニマリストの生活です。
不要なものを断捨離して、自分の時間を大切にするミニマリストの生活を「いえじかん」がご紹介します。
必要なものだけを残すことで、身軽で気持ちの良い生活を目指しましょう!
目次
ミニマリストの生活とは?
ミニマリストとは、「必要最小限の物で暮らす人」たちのこと。
普段何気なく使っている物に疑問を持ち、不必要なものを手放す習慣を持っています。
一方、日常的に使う頻度が高いもの、効率的な生活を送るために必要なものに関してはこだわりを持ち、高価でも良いものを使う人が多いです。
例えば、毎日着る洋服はシンプルで飽きのこない上質なアイテムで揃える。
洗濯機は乾燥まで出来るタイプを選んで時短する。
自分のかわりに掃除をしてくれる掃除ロボットを導入して手間を省く。
といったことを実践しています。
また持ち家ではなく、身軽な賃貸住宅に住む人が多いというのも特徴です。
独身の方であれば1K20平米程度の広さがあれば十分に充実した生活を送ることができています。
もちろん個人によって差はありますが、不要な物を手放すことで、本当に大切なものを見出そうとするライフスタイルは魅力的ですね。
ミニマリストの生活がもたらす5つのメリット
では、実際にミニマリストの生活を実践すると、暮らしにどんな影響が表れるのでしょうか?
まずはメリットからご紹介します。
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【その1】生活費が削減できる
ミニマリストの生活は、所有している全ての物を見直すことから始まります。
使う物を厳選して、新たに物を買わなくなることで、自然と消費する物が減っていくのが特徴です。
例えば、今までなんとなく買っていた100円均一のアイテムや、本屋で買う雑誌、コンビニで買うお菓子類。
一回の出費は少なくても1日500円程度使わなくなるだけで、1カ月15,000円、1年間で180,000円もの出費を削減することができます。
さらに炊飯器やこたつ、テレビなど、常に電力を消費する家電を減らすことで、光熱費も削減することができますよ。
電話がなくなれば電話回線費もなくなり、毎月かかっていた固定費も数千円単位で削減することが可能です。
また、意外と食費も削減することができます。
多くのミニマリストは1日に必要な量だけの食材を購入することで、余分な買い物をしません。
特売であれこれ買ったものの食べずに腐らせてしまった、といったことが減り、結果として食費も減っていきます。
外食する人も、暴飲暴食することなく本当に必要なぶんだけ食べるようにするので、食費は減っていく傾向にあります。
ごはん大盛りや、食後のデザート、缶コーヒーなど、1回数百円程度の食事を見直すだけで、1ヵ月数千円単位で食費の削減が可能です。
結果として節約された生活費は、本当に自分が好きなことや、好きな人との体験に当てることができます。
【その2】部屋を広く使える
不必要な物を捨て、新たに物を買わなければ、当然捨てた分のスペースが空くことになります。
例えば大きい物の代表であるベッド。
一度設置したベッドは、その後動かすこともなく、ずっと部屋にあるものです。
寝るとき以外は使わないにも関わらず、部屋の一角を占領しています。
ベットを処分して布団にかえれば、毎日畳んで収納するのでフリースペースを作ることが可能です。
テレビの前にあるセンターテーブルをなくせば、床に寝そべったりストレッチできるぐらいのスペースが確保できます。
買ったものの読まない漫画がたまっている本棚も、中身をすべて処分して、読む分だけ電子書籍にすれば棚ごとスペースを空けることが可能です。
小さい物でも、引き出しにある使わない物を全て処分し、使う物だけを一か所にまとめてみてください。
そうすると使わない引き出しや棚が出てきますので、丸ごと処分してしまいましょう。
不要な物を捨てることで、広く気持ちよく部屋を使うことができます。
【その3】掃除がしやすくなる
物が多いということは、掃除の邪魔になる物が多いということです。
ベッドやテーブルを断捨離すれば、下にたまった埃を一生懸命掃除する必要もなくなります。
不要な物を捨てることで部屋が広くなり、格段に掃除がしやすくなるんです。
また、掃除する対象も減っていきます。
本棚やテレビのうえに被った埃を掃除することは、かなり面倒ではないでしょうか。
本棚やテレビ自体がなくなれば、そこを掃除する必要もなくなります。
さらに、余計な日用品やあまった食材などのゴミも減っていきます。
毎日のゴミの量が減れば、ゴミ出しの手間も少なくなり、日々の負担を減らすことが可能です。
【その4】ストレスが緩和する
不要な物がたくさんあると、必要な物が埋もれてしまうことがあります。
部屋にあるはずのハサミや爪切り、メガネなど、使いたいときに見つからなかった経験はないでしょうか?
探しても見つからない結果、イライラが募りストレスを感じることにつながるのです。
しかし、ミニマリストは本当に必要な物だけを厳選することで、必要な物を見つける手間を省くことができます。
物の数が少ないと定位置を決めやすいので、迷うことがありません。
スムーズに動くことができるので、ストレスを感じることが少なくなります。
さらに、探す手間を省くということは、時間を短縮できるということです。
先ほどあげた爪切りやハサミ、メガネなど、物を探すのに1日合計10分かかっていたとすると、1か月で6時間、1年間で72時間も余裕を作ることができます。
72時間=3日間も自分のために時間を作れるのは、大きな魅力ではないでしょうか。
部屋にある物を厳選し片付けるだけで、ストレスが緩和され、自由な時間を手に入れることができます。
【その5】人間関係を整理できる
ミニマリストの生活をしていると、人間関係にとってよい事が2つあります。
1つ目は、不要な物を捨てることによって家族や本当に大切な人との時間をつくれるようになること。
家族に話しかけらたとき、なんとなくスマホを見ていることで生返事になっていることはないでしょうか?
余計なことをしなくなると、しっかりと相手と向き合う時間を作ることができます。
2つ目は、物を断捨離することで本当に必要なことを考える訓練になり、人間関係においても大切なものを残せるようになることです。
多くの人が、本当はやりたいことがあるのに、参加したくない飲み会やお茶会に時間を費やした経験があるのでは?
本当に必要な物に時間と労力を割くことは、人間関係を整理することにもつながります。
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ミニマリストの生活がもたらすデメリットとは?
これまでミニマリスト生活のメリットを説明しましたが、もちろんデメリットもあるので注意が必要です。
事前にデメリットと向き合うことで、対策することができます。
自分にあったミニマリスト生活の取り入れ方をイメージしてみてください。
お客さんを部屋に招きづらくなる
これはミニマリスト生活を始めて間もない方に多いことですが、来客時に出すお茶のコップや、泊まるときに出す布団をどうするか困ってしまう場合があります。
家になにもないので、部屋に通してもすることがない、と考える人も多いようです。
しかし、そういった問題も対策していくことで解消することができます。
まず、来客用のコップ、これは自宅用に使っているコップをそのまま使うようにすれば問題ありません。
もともと来客用にとっておいた良い食器を普段から使うことで、来客時にも堂々と使ってもらうことができます。
布団の場合、いまではレンタル布団というシステムがありますし、寝袋などで代用することもできます。
本当に急な来客の場合は、駅前のホテルに泊まってもらうなど、事前に近所の宿泊施設をリサーチしておけばスムーズに案内できるので安心です。
もし仮に、急に泊り込んできたうえに寝床を要求するような人がいる場合、そのような人間関係は必要でしょうか?
それこそ、自分にとって本当に必要かどうか、考えてみる良いきっかけになりますね。
よく家に友人や家族が来る人は、事前に最低限の準備することで、来客時にも楽しく過ごすことができます。
意識しすぎると神経質になってしまう
なんでもかんでも捨てるようになると、意識し過ぎて神経質になってしまうことがあります。
よくあるのは「とりあえず捨てたけど、後になって後悔した」というパターンです。
必要な不要かを悩み過ぎて、ストレスになっては本末転倒ですね。
ミニマリストの生活で重要なことは「自分にとって大切なことを優先する」という意識です。
その場だけで必要か不要かを考えてもなかなか結論は出ません。
それどころか必要な物を捨ててしまう可能性もあります。
なので、もともと捨てることが苦手な人や買い物が好きな人は、徐々にミニマリストの生活に慣れていく方が無難です。
まずは自分にとって大切なことをしっかりと考え、必要な物を残すようにしてみてください。
また捨てるべきか迷ったら、一度保留することも効果的です。
1か月や半年も使わないようであれば、捨てても問題ないものでしょう。
セーフティーネットを用意することで、神経質になることを防ぐことができます。
ミニマリストの生活を無理なく続ける方法
ミニマリストの生活を続ける秘訣は大きく2つあります。
1つ目は、「失敗しても大丈夫」という姿勢をもつこと。
本当に大事なものは保留ゾーンに入れて寝かせることも大切ですが、全て保留にするわけにはいきません。
とくに細かい物に関しては、「必要になったら買い足せばOK」と楽観的になることも大切です。
実際に、無くて生活に支障が出るほど影響がある物はほとんどありません。
「失敗して良い勉強になった」と考えれば、神経質になることもなくなります。
2つ目は、常に余白をもっておくこと。
大切な人にもらった手紙やお祝いの食器など、簡単にすてられない物は結構ありますよね。
そんなときは前述したようにセーフティーネットを用意してみてください。
そして自分のなかで「手紙はスキャンしてデータに残し、クラウドでバックアップする」「3カ月使わなかった物は、心のなかでお礼を言って処分する」といったルールを決めてみましょう。
そうすることで気持ちの整理がつきやすくなり、ストレスを感じずにミニマリストな生活を送ることができます。
心に余裕のあるミニマリストを目指そう
ミニマリストの生活とは、すべてを手放すことではありません。
あくまでも「自分にとって大切なものを優先する」ために、断捨離したり効率化をすることが大切です。
神経質になりすぎず、「失敗してもOK」「迷ったら一度寝かせてみる」といった心掛けで気持ちを楽にすることができます。
人生を豊かにする為にも、心に余裕を持ち、楽しくミニマリスト生活を取り入れてみましょう。
まとめ
ミニマリストの生活は、「不要な物を捨てることで、大切なものを見直す」ことの連続です。
自分にとって無理なく取り入れられる方法から始めてみてください。
楽しく豊かな生活を目指して、記事を参考に実践してみてみましょう!
ミニマリストになりたくても、家族がいるから諦めていたりしていませんか?
家族がいても、ミニマリストとして過ごせるキッチンについてまとめてみました。
ぜひ、参考にしてみてください!