ミニマリストが実践してる断捨離とは?3つの心得と方法6選を紹介!

必要最低限の持ちものでシンプルに暮らすミニマリスト。
ミニマリストの断捨離の方法は、作業をするエリアや作業時間をあらかじめ決めておき、判断しやすいものから仕分けしていくというものです。
シンプルですが、一歩ずつ堅実に断捨離の作業ができますよ。
今回の「いえじかん」は、ミニマリストをお手本にした断捨離の仕方についてまとめました。
ミニマリストの断捨離方法やその心得、最小限まで持ち物を減らすヒントを参考にして、ぜひ断捨離を成功させてくださいね。
ミニマリストになるための断捨離の心得3選
憧れのミニマリストになるための第一歩は、持っているものを減らす「断捨離」を行う必要があります。
ここでは、ミニマリストが実践している断捨離の心得をまとめました。
心得と言っても堅苦しい考え方ではありません。
断捨離初心者でも問題なく受け入れられる内容なので、ぜひ参考にしてくださいね。
【心得1】不必要なものは処分する
押し入れやクローゼット、部屋の隅などに何となく捨てそびれた不用品が眠っていませんか?
収納や部屋にスペースがあると「不用品が溜まってからまとめて捨てよう」と考えがちですが、そうしてしまうといつもの間にか「不用品収納場所」が出来上がってしまいます。
そうなってしまわないようにミニマリストは、不必要と感じたものはその場で即処分しています。
特に宅配便などの段ボール箱などは「後で片付けよう」と思いがちですが、中身を出した後はすぐに箱を潰して次のゴミ回収日に出すようにしましょう。
不必要と感じたものは残しておかず、即処分する習慣を身につけたいものですね。
【心得2】判断を迷うものは不必要な可能性大
断捨離する際には判断に迷うものも出てくると思います。
たとえば、めったに使用しないお客様用寝具や以前は頻繁に使っていたけれど最近は使っていないキッチンツールなど。
「また使うこともあるかもしれないから取っておいた方がいいかな?」
捨てるか残すか判断に迷ったものに関しては、手元になくても問題のない不必要なものである可能性が高くなります。
処分するかどうか判断に迷った場合は、最後に使ったのがいつだったのかを思い出してください。
もし、1年以上使用していないものであれば思い切って処分しましょう。
寝具などは必要になった場合にレンタルなどを利用するのも一案です。
ただし、使用頻度が低くても定期的必ず使うものであれば無理に処分する必要はありません。
「やっぱり処分しなければ良かった」と後悔しないためにも、判断に迷った場合は保留にするなど冷却時間をもうけて考えてみることをおすすめします。
【心得3】もったいないから残しておくはNG
「もったいない」という理由からものを捨てられない場合もありますね。
デザインが古くなったけれど高価だったバッグやサイズが微妙に合わなくなった洋服など。
「まだ使える(また使える)からもったいなくて捨てられない」ものは多いはずです。
しかし、サイズが戻ったら着られると思った服や流行りが去ってしまったバッグなどの出番は、思った以上に回ってこないものです。
上に書いた「判断に迷うもの」と同様、1年以上使用していないアイテムは処分しても問題のないものが多いのではないでしょうか。
「もったいないから」と残しておくよりは、使ってくれる人に譲るなどして処分してしまうことをおすすめしますよ。
実践!ミニマリスト的断捨離の方法6選
どんなに気を付けていても、ものは少しずつ増えていきます。
気付いた時には部屋がもので溢れている!ということも。
ここでは、必要なものだけ残してすっきりした部屋で暮らすミニマリストが実際に行っている断捨離方法をまとめました。
【方法1】断捨離をする部屋、エリアを決める
一気にすべての部屋や場所の断捨離を行おうと思っても、どこから手をつけたら良いのか迷う場合もありますね。
そんな時には、あらかじめ断捨離をする部屋やエリアを決めておき、1か所ずつ片付けていくと効率よく断捨離を行うことができますよ。
どこを最初に断捨離するか迷った時には、自身が一番気になっているところをまず片付けてみましょう。
気になっている=散らかっている場所がきれいになることで片付けたという達成感を得ることができますし、それが次の場所を断捨離するモチベーションにも繋がりますよ。
【方法2】時間を決めて効率よく行う
何を残して何を捨てるかという作業は単純そうに感じますが、実は体力的にも精神的にも疲れる作業です。
そのため短期間ですべてを終わせようとすると途中で疲れてしまい、中途半端なところで終わってしまう場合も考えられます。
そうならないためにも上に書いたように断捨離する場所を決めたら、片付け時間もあらかじめ決めておき、その時間内に終わらせることだけに集中して作業を行いましょう。
だらだらと時間をかけて片付けをするよりも、わずかな時間でも集中した方が作業は捗るものです。
場所と時間を決めて少しずつ片付けを行うことで上手に断捨離が進みますよ。
【方法3】判断が簡単な不用品をまず捨てる
まずは、残すものと捨てるものの仕分けを行います。
断捨離をするエリア内にあるものを一旦、すべて取り出してみましょう。
その中から、明らかに不用品と分かるものを捨てるものとして取り除きます。
この時、あらかじめ不用品を入れるゴミ袋や段ボール箱などを用意しておくと作業がスムーズに行えますよ。
次に、必要なものを選びだし取り分けていきます。
このように、残すもの・捨てるものの判断が簡単なものから仕分けをしていくことで作業スピードを上げることができるのです。
【方法4】最終的に判断ができないものは一時保管
残すか捨てるかの判断ができないものについては、その場で無理に決めなくても大丈夫です。
迷うものは、一時保管という形で残しておきましょう。
そのまま少し時間をおき、1週間後や1か月後に改めて取捨の判断をしてみてください。
もし、一時保管をしていたことすら忘れて長期間そのままになった場合は、すべていらないものとして処分してしまっても問題ないかもしれませんね。
【方法5】判断に時間がかかる思い出品は最後に
思い出品の断捨離は判断するのに時間がかかるため、他の場所の断捨離が終わった後、最後に判断をするようにしましょう。
思い出の品は捨ててしまうと後悔することも多いため、判断に迷ったら無理に捨てようとせず一時保管にしてよく吟味することをおすすめします。
また、スマホやデジカメの画像として残し見たい時に見られるようにして、本体は捨ててしまうなどの工夫をしても良いですね。
【方法6】不必要なものは最適な方法で処分する
断捨離の基本は「自分にとって必要かそうでないか」を判断することにあります。
裏を返せば、「自分には不要だが、他の人が必要とするもの」である可能性も考えられますね。
また、お金になるものもあるはずなので、すべて捨ててしまう前に処分の方法を考えてみると良いでしょう。
ここでは、不用品の最適な処分の方法についてまとめてみました。
リサイクルショップやフリマアプリで売る
処分の方法の一つとして一番ポピュラーなのが売ってしまうことです。
最近では自分でリサイクル店に持ち込むだけでなく、大量の場合は自宅まで来て出張買取してくれる業者もたくさんあります。
また、宅配便を使って買い取りを行ってくれる業者もいますよ。
手間でなければ、フリマアプリなどを使って自身で不用品を販売することも可能です。
ただし、「いつか売ろう」と考えるとそのまま忘れてしまう場合もあるため、売ると決めたらできるだけ早く実行することをおすすめしますよ。
必要としてる知人・友人に譲渡する
捨てるのはもったいないけれど売るのは手間だと感じる場合、貰ってくれる人を探してみましょう。
意外と「無料なら欲しい」という人がたくさんいるものです。
大型家具などは粗大ゴミにするにも処分料金がかかる場合もあるため、無料でも貰ってくれる人がいれば助かりますよね。
知り合いを通じて欲しいという人が見つかる場合もあるので、とりあえず欲しがっている人がいないかどうか声をかけてみましょう。
指定方法でゴミとして捨てる
売ったり譲ったりできないものはゴミとして処分しましょう。
その場合は、住んでいる自治体のゴミ収集の指定方法を確認のうえルールに従って分別してくださいね。
最小限まで持ちものを減らす断捨離のヒント4選
「断捨離をしたけれど、思ったよりものが減らせない」
「ミニマリストはどうしてあんなに持ちものが少ないの?」
そんな悩みや疑問を解決して、最小限まで持ちものを減らせるヒントをまとめてみました。
ミニマリストがどんなものを持っているのか知りたいかたはこちら!
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【ヒント1】単機能から多機能へ買い換える
ミニマリストは、1つで何役もこなせる多機能なものを活用することで持ちものを減らしています。
例えば、単独で着ることのできるライナー付きコートにすればライナーだけ、コート本体だけ、2枚を重ねてというように3WAYの着こなしが可能になります。
これなら、コートを3枚持つよりも場所を取らずに済みますね。
バッグなども、持ち手を交換することで2WAYにできるものがおすすめです。
また、調理器具なども多機能のものが多く見られます。
炒め物と煮物用に使える深型フライパンなどは1つあると便利ですよ。
このように、単機能だったものを多機能なものに代えることで持ち物を減らせる場合がたくさんあります。一度、身の回りを確認してみてくださいね。
【ヒント2】可能なものはデータ化して処分
部屋の中で意外と場所を取る本や説明書などの紙類、CDやDVD。
これらをデータ化すれば、かなり持ちものを減らすことができますよ。
現在、新刊として発売される書籍や漫画、音楽などの多くはデータ版の販売も行われています。
過去の作品でデータ化されていないものも、有料の電子化サービスなどを利用してデータ化することも可能です。
また、最近では家電品の取り扱い説明書などもメーカーサイトにアクセスすることで24時間の閲覧やダウンロードができるようになってきています。
それ以外にも仕事関連の名刺などもデータ化しておけば、いつでも確認することができますね。
紙類をデータ化し処分してしまえば、部屋をすっきりすることができるのでおすすめですよ。
【ヒント3】持ちものを視覚化して把握する
新しい服を買ったら似たようなものを既に持っていたという経験はありませんか?
服の枚数が多いとどんなものを持っているか把握しておくことが難しいため、こういった失敗が起こりがちです。
持ちものを上手に管理する方法として、スマホで手持ちの服を写真撮影しておくことをおすすめします。
外出先で手持ちの服を確認することができれば似たような服を購入することが防げますし、欲しいアイテムとのコーディネートも簡単になりますよ。
服だけでなくストックしている生活用品や食料品も写真に収めておけば、何があるのか一目で把握できるため買い過ぎを防ぐことができます。
【ヒント4】快適性ではなく必要性の追求
最小限のものしか持たないミニマリストの暮らしは、「ものが少なくて不便そう」と感じる人もいるようです。
しかし、使わないものや気に入らないものを手放して「自分にとって本当に必要なものだけに囲まれて暮らすこと」がミニマリストにとっての最重要事項。
そして、それが「快適な暮らし」になります。
ですから、「自分には何が必要か」を考えたうえで持ちものを吟味し追求することが、持ちものを最小限まで減らすことに繋がっていくのです。
まとめ
ミニマリストの断捨離は、片付ける部屋や作業時間を決めておき、判断しやすいものから仕分けしていくというやり方です。
シンプルですが1日で終わらせようと頑張りすぎることなく、少しずつ断捨離をしていく堅実な方法になりますよ。