コーヒーの種類をリサーチ!人気のメニューを徹底解説

カフェが身近にあることが当たり前になり、手軽さと同時にコーヒーメニューの多さに困惑している方も多いのではないでしょうか。
一口にコーヒーといってもエスプレッソやアメリカーノ、カフェラテなど数多くのレパートリーが存在します。
その中でも「想像していたコーヒーではなかった」という失敗をしないよう、「いえじかん」で解説するコーヒーメニューをしっかりと確認しておきましょう。
カフェでスマートに注文できるだけで、周りの視線が変わるかもしれません。
注文でもう迷わない!人気メニュ-の特徴を解説
甘さや苦さ、濃さを調整するといった感じで注文する方がほとんどだと思います。
しかし、メニューの特徴を理解することでコーヒーの楽しみ方を広げることができます。
コーヒーの種類や精製方法によっても、酸味やコクがまったく異なります。
注文で迷わないために、そしてコーヒーの深みを楽しむために、人気メニューの特徴を把握しておきましょう。
詳細については後述しますが、アメリカンやブレンドなどといった誰もが知っている人気メニューから、エスプレッソとエスプレッソ・マキアートの違いなど、あまり知られていない部分についても解説していきます。
【常識?】いまさら人に聞けない素朴な疑問
コーヒーの種類ごとの違いや、どのくらいの数の種類があるかをみなさんはご存知でしょうか。
日常で当たり前に口にしているのにも関わらず、知らないことが多いという方もいらっしゃるでしょう。
そんな、いまさら聞けない素朴な疑問を、「コーヒーの種類の数」と「エスプレッソとドリップの違い」などをピックアップして解説してきます。
小さな疑問を解消しておくことで、コーヒーの入れ方にこだわっているようなお店でも迷わず注文できるはずです。
コーヒーの種類は全部でどれ位あるの?
マンデリンなどの日本人にとって馴染みのあるものもありますが、コーヒーの種類はおおよそ10種類あると言われています。
カフェのメニューにはアレンジを加えたさまざまな商品がありますが、ベースとなっているコーヒーの種類の数自体はさほど多くありません。
まずは、10種類のコーヒーの特徴を抑えておくことで、アレンジされたカフェのメニューでも大まかに味の予想をつけられるでしょう。
「エスプレッソ」と「ドリップ」の違いは?
同じコーヒー豆でもエスプレッソとドリップでは、味わいや香りが異なります。
エスプレッソが少量なのに対し、ドリップはコーヒカップ1杯分と、抽出量の違いは見た目からも分かります。
そして、その量の違いの詳細は抽出量にあります。
豆にお湯の圧力を利用して抽出するドリップコーヒーに比べ、エスプレッソは少量のお湯に圧力をかけるという抽出方法が採用されているわけです。
抽出する際に使用する水の量や加えられる圧力の違いによって、豆の味の引き出され方に大きな違いが生まれます。
そしてその味の違いが風味やキレとなって、それぞれのコーヒーの特徴となって現れます。
また、エスプレッソは、これから紹介するさまざまな種類のコーヒーのもととして活用されているため、しっかりとその特徴を把握しておきましょう。
代表的なメニュー|特徴と違いをわかりやすく解説
一般的なカフェで提供されている、代表的なメニューの特徴と違いをわかりやすく解説していきます。
砂糖やクリームが加わっていれば、味が違うことも容易に想像できますが、同じブラックコーヒーにも奥深さや香りなど、それぞれに違った味わいがあります。
また、コーヒー豆自体の香りが気になるという方は、ミルクを使用したメニューがおすすめです。
ブレンド
ブレンドはその名の通り、さまざまなコーヒー豆のエキスをブレンドしたものを指します。
どこのカフェに行ってもブレンドコーヒーを頼むという方もいらっしゃいますが、実は抽出する豆の種類や抽出量によって、味わいや香りが異なります。
チェーン店のブレンドコーヒーでは一般的ではありませんが、お店で抽出している場合には、選定する豆の種類によって味わいが違うのです。
エスプレッソ
エスプレッソは前述の通り、少量のお湯に圧力をかけて抽出されるコーヒーです。
デミタスカップという小さなカップに砂糖を敷き、その上からエスプレッソコーヒーを注いでいきます。
少ないお湯にエスプレッソのエキスが抽出されるため、数あるコーヒーの種類のなかでもキレのある味わいを楽しめます。
エスプレッソ・マキアート
エスプレッソ・マキアートは圧力をかけて抽出したエスプレッソコーヒーの上に、フォームミルクを注いだものです。
ブレンドコーヒーにミルクを注いで飲みやすくするのと同様に、キレのあるエスプレッソに丸みを加えることができます。
コーヒー豆そのものの味わいを楽しめるエスプレッソですが、濃さが気になるという方に人気のメニューがエスプレッソ・マキアートと言えるでしょう。
エスプレッソ・コンパナ
エスプレッソ・コンバナは、エスプレッソ・マキアートのフォームミルクの代わりにホイップクリームを加えたものです。
ホイップクリームを用いることで、フォームミルクにはない柔らかな口当たりを楽しむことができます。
アメリカーノ
アメリカーノとアメリカンは似た名称であるため、混同されやすいコーヒーですが、この2つの違いは抽出方法と使用している豆の種類です。
アメリカーノはエスプレッソにお湯を加えて薄めているのに対して、アメリカンはブレンドコーヒーを薄めているという違いがあります。
もともとスッキリとしてキレが特徴のエスプレッソコーヒーを薄めているため、スッキリとした口当たりはそのままに、飲みやすさが増しているという特徴があります。
カプチーノ
カプチーノとは、エスプレッソコーヒーにフォームミルクとスチームミルクを注ぎ入れたコーヒーを指します。
2つのミルクが加えられていることで、独特の口当たりを楽しむことができます。
カフェモカ
カフェモカにはホイップクリームとスチームミルク、チョコレートシロップが加えられています。
コーヒーでありながら、チョコレートシロップの甘味が際立っており、デザート感覚でも楽しめる人気メニューです。
カフェオレ
エスプレッソに牛乳を加えたコーヒーがカフェオレです。
カフェラテと混同されることも少なくありませんが、使用しているコーヒーそのものが違うため、味わいはまったく異なります。
カフェラテと比較した場合には、カフェオレのほうがエスプレッソの圧力を加えた抽出方法が採用されている分、コーヒー自体の存在感を体感できるでしょう。
カフェラテ
カフェラテはドリップコーヒーにミルクを加えたコーヒーです。
エスプレッソでは、豆の存在感がありすぎる、スッキリしすぎているという方は、カフェラテを注文すると良いでしょう。
カフェブラベ
カフェブラベは、エスプレッソを高脂肪ミルクと通常のミルクで割ったコーヒーを指します。
高脂肪ミルクは通常のミルクよりもコクがあるとされており、カフェオレやカフェラテにはない風味を体感できます。
豆の特徴で決まる3つの過程
コーヒーの風味や味は3つの過程によって違った楽しみ方ができます。
産地や品質といった豆自体の違い、水洗式や感想式といった精製方法の違い、焙煎の度合いの違いによって、それぞれのコーヒーに個性が生まれるのです。
【過程1】産地や品種で違う特徴
まず、使用するコーヒー豆は産地や品種によって味わいが異なります。
原産地ごとの味の特徴と栽培される品種による味の違いを紹介します。
産地
産地による味の違いはおおまかに酸味が強いもの、苦味が強いもの、バランスがとれているものに分類されます。
そして、酸味が強いコーヒー豆を製造している国はホンジュラスやタンザニア、また苦味が強いコーヒー豆を製造している国がベトナムやインドネシアとされています。
また、ブラジルやコロンビアのコーヒー豆はバランスがとれているため、人気メニューに多く使用されています。
品種
「かなりの数がある」というイメージのあるコーヒー豆の品種ですが、実はカネフォラ種とアラビカ種の2つしかありません。
その他の品種はこの2つの品種を改良しており、それぞれの個性を演出しています。
カネフォラ種は苦味や渋味が強く、アラビカ種は香り高い風味を味わうことができるという特徴があります。
【過程2】精製方法で変わる味
採用されている精製方法によって、コーヒーの味が変わると言われています。
精製とは、精選後にコーヒー豆として使用できる状態にするまでの工程を指し、採用されている方法ごとに現れる味が異なります。
酸味が感じられる水洗式
水洗式は精選後にパーチメントを取り除き、水洗いする精製方法です。
一度水につけ、乾燥させるという過程を設けることで、酸味が引き立つ他に、コーヒー豆の品質を一定にするという作用もあります。
甘味が感じられる乾燥式
甘いコーヒーを入れる際に使用されるのが、乾燥式で精製されたコーヒー豆です。
乾燥式は水洗式と異なり、コーヒー豆として使用できる状態になるまでに水を使用しません。
パーチメントを取り除いたのちにそのまま乾燥させることによって、豆そのものの味を引き立たせることができ、コーヒー豆本来の甘味が際立ちます。
【過程3】焙煎度合いで変わる味のコク
コーヒー豆の焙煎度合いは、コクの違いとして現れます。
一般的なコーヒー豆は焙煎後のものであり、火を通しているため茶色く色づいているのです。
酸味が強い浅煎り
ライトローストやシナモンローストと呼ばれる焙煎度合いは、浅煎りとも表現され酸味が強いという特徴をもっています。
うっすらと色づいているくらいに焙煎されたコーヒー豆がライトローストと呼ばれ、ライトローストよりも少し焙煎したものがシナモンローストと呼ばれています。
コーヒー豆は焙煎の度合いによって色づきが異なり、色味が薄いほど酸味が強くなるのです。
苦味がある深煎り
フレンチローストやイタリアンローストと呼ばれる焙煎度合いでは、コーヒー豆がほぼ真っ黒な状態になります。
色味が薄いほど酸味が出るコーヒー豆ですが、色味が濃くなることで苦味が強調されるという特徴があります。
フレンチローストやイタリアンローストくらいまで焙煎された豆を使用したコーヒーは、エスプレッソなどの豆の風味を活かすメニューに使用されています。
まとめ
コーヒー豆は産地や品種、焙煎度合いなどによって、味や風味の現れ方が異なります。
また、エスプレッソやドリップなどのような抽出方法や、お湯やフォームミルクなどのコーヒーを割る材料によって、メニューの名称が分けられています。
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