超簡単で本格的♪コーヒー酒の6つのレシピと7通りの飲み方を紹介!

梅酒などのように自宅で「コーヒー酒」を漬けてみませんか?
作り方は、焙煎したコーヒー豆とお酒、そして氷砂糖の3つを瓶に入れておくだけと簡単です。
コーヒー豆を漬けておく期間によって、味の調整ができるのも手作りの良いところ。しかも、熟成することで味に深みも増しますよ。
また、使用するお酒を変えることでオリジナルのコーヒー酒を楽しむことも可能です。
今回は、自家製コーヒー酒の作り方と美味しい飲み方を「いえじかん」が紹介します。
目次
コーヒー豆を酒に漬けて作る「コーヒー酒」
「カルーア」や「コーヒーチュウ(珈琲酒)」などの名前で市販されているコーヒー酒を自宅で作ってみましょう。
手作りでも、市販されている商品に負けない味が楽しめますよ。
また、「市販のコーヒー酒は甘すぎる」と感じる人には、甘味を加えないで作るコーヒー酒がおすすめです。
材料も特別なものは必要なく、コーヒー豆を酒に漬けておくだけなのでとても簡単。
果実酒などとは違い、作る時期を選ばないのもコーヒー酒を気軽に作れる大きな魅力です。
材料や道具などを下記で紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
美味しいコーヒー酒を作る5つのポイント
簡単に作ることができるコーヒー酒ですが、いくつかのポイントに気を付けることで味が良くなり日持ちさせることができるようになります。
また、作るときに使用する酒の種類や、砂糖を使用するかどうかで出来上がりの味が変化しますよ。
ここでは、コーヒー酒を作る際のポイントまとめました。
【ポイント1】コーヒー豆は新鮮なものを選ぶ
コーヒー酒に使用するコーヒー豆は「焙煎し、挽いていない状態」のものを使用します。
そして、香り高いコーヒー酒にするためにも、できるだけ焙煎したての新鮮なコーヒー豆を選んでください。
もし、コーヒー豆の香りが少ないと感じたらフライパンなどで香りが立つまでコーヒー豆を乾煎りしても良いですよ。
ただし、乾煎りし過ぎると豆が焦げて苦くなってしまいます。煎り時間はできるだけ短く、香りが立ったらすぐに火からおろして冷ましてくださいね。
【ポイント2】コーヒー豆は好みのものを選ぶ
コーヒー酒に使用する豆の種類は好みのもので構いません。
一般的には酸味が強い種類のコーヒー豆の方が出来上がり時にコーヒーの味を強く感じられ、焙煎度合いが深いほど香りが出やすいと言われています。
しかし、深煎り豆の種類によっては苦みが強くなり過ぎたりコーヒーのオイル分が浮きやすくなる場合もあるため、好みが分かれるところです。
オーソドックスな味を好むのであれば、酸味の強い種類の豆(キリマンジャロやモカ、コロンビアなど)を中煎りの「シティロースト」や中深煎りの「フルシティロースト」に焙煎したコーヒー豆がおすすめです。
使用する酒の種類とコーヒー豆の種類を自由に組み合わせることで出来上がりの味わいが変わりますから、好みの味を探していろいろ試してみるのもコーヒー酒作りの楽しいところですよ。
【ポイント3】酒の種類や銘柄で風味も変わる
コーヒー酒を漬けるには「ホワイトリカー」が定番ですが、他の酒を使っても風味が変わって美味しいコーヒー酒にすることができます。
使用する酒は、アルコール度数が25%以上のものであれば何でも構いません。
また、同じ種類の酒であっても銘柄が違うと出来上がったものの風味も変わってきますよ。
下記に、コーヒー酒を漬けるのに向いている酒をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
【ポイント4】甘みを加えるタイミングはお好みで
コーヒー酒のレシピには氷砂糖やざらめを加えるものもありますが、甘みを自由に調整したいのであれば砂糖を加える工程は省いても問題ありません。
その場合、コーヒー酒を飲む時点で好きな甘味料を加えても良いですし、甘みが必要ないのであればそのままの味を楽しむこともできますよ。
飲むときに加える甘みは、常温やアイスで飲むならガムシロップを使えば溶かす手間が省けます。
ホットの場合は普通のグラニュー糖やコーヒーシュガーのほか、黒糖などもおすすめです。
なお、コーヒー酒を漬ける時に氷砂糖やざらめの代わりにカラメル色をした粒状のコーヒーシュガーを入れても出来上がりの風味が変わり美味しくなりますよ。
【ポイント5】使用する瓶や容器は煮沸消毒を
コーヒー酒を漬ける瓶や容器は必ず煮沸消毒をしてから使用しましょう。
消毒が不十分な容器を使用すると、コーヒー豆を漬けている間に雑菌が繁殖してしまう場合もありますよ。
また、煮沸消毒した容器は布巾などで拭かずに自然乾燥してください。これも、布巾の雑菌が容器に移ってしまうのを防ぐためです。
実践!自宅でコーヒー酒を作ってみよう!
自宅でコーヒー酒を作るために必要な材料と道具をまとめました。
上に書いたように酒やコーヒー豆、砂糖に関してはお好みで構いませんが、容器は必ず煮沸消毒するのを忘れないでくださいね。
用意するもの
コーヒー酒を漬けるには、以下のような材料と容器が必要になります。
容器は必ず密閉できるタイプのものを使いましょう。素材はガラスがおすすめですが、プラスチック容器でも構いません。
ただし、プラスチック製は空気を通すため長期保存には向きません。
出来上がったコーヒー酒を熟成したいのであればガラス製容器を使いましょう。
材料
- ホワイトリカー:1.8リットル(他の酒でもOK)
- 焙煎したコーヒー豆:100g(挽いていないもの)
- 氷砂糖:100g~200g(ざらめやコーヒーシュガー、または入れなくてもOK)
容器
- 密閉できるガラス瓶やガラス容器など(材料が全部入る大きさのもので、煮沸消毒済みのもの)
基本の作り方4ステップ
材料と容器の準備ができたら、さっそくコーヒー酒を作ってみましょう。
ここでは基本の作り方の手順を紹介します。
【ステップ1】瓶に材料を入れる
瓶(または容器)に氷砂糖とコーヒー豆を入れ、ホワイトリカーを注ぎます。
順番などは特にないので、好きな順番で入れましょう。
【ステップ2】蓋を閉めて冷暗所に保管する
蓋をしっかり閉めて、直射日光の当たらない冷暗所で保管します。
時々、瓶の上下を返すようにして中身を混ぜましょう。
【ステップ3】1ヶ月後に豆を取り出して完成
日にちが経つにつれてホワイトリカーが徐々にコーヒー色になっていきます。
完成には1ヶ月程度かかりますが使用したコーヒー豆によって味の出方が違うため、味見をして好みの味になっているか確認してください。
また、完成後にコーヒー豆を漬けたままにしておくと苦味や渋みが強くなってしまう場合があるので、ちょうど良い味になったらコーヒー豆を取り出しましょう。
【ステップ4】寝かせるとコクのある味わいに変化
コーヒー酒は完成後すぐに飲むことができますが、2、3ヶ月寝かせることでコクが出て味わい深くなりますよ。
また、コーヒー酒は雑菌が繁殖しない限り長期保存が可能ですが、香りが抜けてしまわないように蓋はしっかりと閉めておきましょう。
酒を変えて作ってみよう!6つのレシピを紹介
基本のコーヒー酒の作り方ではホワイトリカーを使いましたが、他の酒をベースとしても使用することができますよ。
ここではコーヒー酒のベースに向いている6種類の酒を紹介します。
なお、どんな酒でもコーヒー酒のベースにすることはできますが、アルコール度数が低い酒はコーヒー豆を漬けている間に傷んでしまう可能性があります。
コーヒー酒のベースに使用するのであればアルコール度数25%以上の酒を使ってくださいね。
【レシピ1】本格焼酎
フレーバーのついていない「本格焼酎」であれば、コーヒーの味と香りが存分に楽しめます。
「焼酎」という銘柄でもアルコール度数が低いものあるので、使用する時は必ずアルコール度数を確認してくださいね。
【レシピ2】ブランデー
普通のコーヒーに入れても美味しく飲めるブランデーは、コーヒー酒のベースにもピッタリです。
お菓子の香り付けに使いたい場合は、氷砂糖を加えずに作っても。
なお、使用するブランデーは高価なものでなくても問題ないので気軽に試してくださいね。
【レシピ3】ウイスキー
ウイスキーの香りとコーヒーの香りがとても良く合うコーヒー酒が出来上がります。
銘柄によってウイスキーの味は大きく違うので、好みのウイスキーを使ってくださいね。
ちなみに、アイリッシュウイスキーをベースにしたコーヒー酒をホットにして生クリームを浮かべれば、即席の「アイリッシュコーヒー」になりますよ。
【レシピ4】ラム
ラムをベースにするのであれば、クセが少なくカクテルのベースにも使われるホワイト・ラムがおすすめです。
コーヒーの香りが漂うまろやかなラムは、ミルクで割るのが人気ですよ。
【レシピ5】ウォッカ
味や香りにクセの少ないウォッカをベースにしたコーヒー酒は、コーヒーの風味が強く出たキリッとした味わいになります。
シンプルにロックやソーダ割が向いていますよ。
【レシピ6】泡盛
沖縄県の地酒である泡盛は香りや味にクセがあるイメージですが、コーヒー酒にすると意外なほど飲みやすくなりますよ。
地元沖縄では「泡盛コーヒー」という商品が販売されていて人気なのだとか。
沖縄でも好まれる泡盛ベースのコーヒー酒を試してみてくださいね。
コーヒー酒を楽しむ7通りの飲み方を紹介
手作りのコーヒー酒を思う存分楽しむには、いろいろな飲み方を試してみるのがおすすめです。
ここでは、コーヒー酒の美味しい飲み方を紹介します。
【飲み方1】ストレート
まず、出来立てのコーヒー酒をストレートで味わってみましょう。
コーヒー酒そのものの味を一番強く感じられる飲み方で、どんな酒をベースにしていても間違いなく楽しめる飲み方の一つです。
ストレートで味見をすることで、どんな飲み方が合うのかの判断が付きやすくなりますよ。
【飲み方2】ロック
こちらも定番の飲み方の一つですが、氷で冷やされたことで引き締まったコーヒーの香りと味が楽しめます。
【飲み方3】水割り
好みの濃さにすることができるので、アルコールに弱い人でもコーヒー酒を楽しむことができる飲み方です。
【飲み方4】お湯割り
お湯割りのコーヒー酒は寒い季節に向いている飲み物です。砂糖などを加えて甘さを増しても美味しく飲めますよ。
【飲み方5】ソーダ割り
ソーダ水で割ることで、ピリッとした辛口のコーヒー酒が味わえます。
清涼感も得られるので暑い季節に最適な飲み方ですね。
【飲み方6】ミルク割り
「カルーア」などでお馴染みの飲み方。
コーヒーの香りとミルクのまろやかさが味わえます。ホットとアイス、どちらもおすすめです。
【飲み方7】コーヒー割り
コーヒーとお酒が大好きな人に特におすすめなのが、コーヒー酒をコーヒーで割る飲み方です。
淹れたてのコーヒーにコーヒー酒の香りが加わることで、いつもとは一味違うアルコール入りコーヒーが味わえますよ。
飲むだけじゃない!こんな使い方も…
コーヒー酒はそのまま飲むだけでなく、料理やお菓子の香り付けとして使うこともできます。
アイスクリームにかけたり、コーヒーゼリーに加えれば大人向けの味に。他にもチョコレートケーキやティラミスにもコーヒーの風味が良く合います。
また、フレンチトーストの卵液にコーヒー酒を混ぜれば、一風変わった「モカ風フレンチトースト」になりますよ。
ただし、お菓子に少量使った場合でも、コーヒー酒にはアルコールが含まれているので未成年者や乗り物を運転する場合は注意してくださいね。
まとめ
自宅で作るコーヒー酒は、焙煎したコーヒー豆とお酒、氷砂糖の3つを瓶に入れておくだけと簡単です。
使用するお酒を変えることでオリジナルのコーヒー酒を楽しむことも可能なので、いろいろな酒でコーヒー酒を楽しんでくださいね。
こちらの記事では、コーヒーカクテルについてたっぷり紹介しています。ぜひご覧ください>>大人の楽しみ♪コーヒーカクテル45種類のレシピを紹介!食後にも◎