豆の挽き方でコーヒーの味が変化!挽き目とミル4種類の特徴を解説♪

豆の挽き方でコーヒーの味が変化!挽き目とミル4種類の特徴を解説♪

コーヒーの味は豆の挽き方次第で変化することを知っていますか?
挽いたコーヒー豆は、 “細かいと味が出やすく苦みが強く” なり、 “粗くすると風味が薄く酸味が強く” なるという特徴があります。

今回はミルを使ったことのない初心者にも分かりやすいように、コーヒー豆の挽き方のコツや味の特徴などを「いえじかん」が調査しました。

一緒にミルの種類や挽いた豆の挽き目に適する抽出器具も紹介しますよ。
ぜひ、ミルを使って挽きたての豆で美味しいコーヒーを淹れてください。

抽出器具・抽出方法に適した豆の挽き方を知ろう!

抽出器具 抽出方法 適した 豆 挽き方 知ろう

コーヒーを淹れるための道具(抽出器具)にはコーヒーメーカーやドリッパーなど、様々な種類・方法がありますね。

普段はあまり意識していないかもしれませんが、こういった道具の抽出方法に合わせてコーヒー豆を挽くことが、美味しいコーヒーを淹れることに繋がります。

逆に言えば、使っている抽出器具に合わない挽き方をしたコーヒー豆を使うと渋みなどの雑味が強く感じられたり、輪郭のはっきりしないぼやけた味になってしまう場合もありますよ。

抽出方法に最適なコーヒー豆の挽き方を知ることで同じコーヒー豆であっても、一味違う風味のコーヒーを味わうことができるのです。
この機会にコーヒー豆と抽出器具の正しい組み合わせを覚えてくださいね。

コーヒーの味わいは豆の粒度で変化する

「粒度(りゅうど)」は粒の大きさを表す単語で、今回の場合は挽いたコーヒー豆の粒を指し、コーヒーの味わいを決める上でとても重要となりますよ。

粒度が細かいほど味や色・苦みが強くなりますが同時に雑味も出やすくなり、逆に粒度が粗いと風味が薄く苦味よりも酸味が出やすくなるという特徴がみられますよ。

それぞれの味の出方は豆の種類や焙煎度によっても変わってくるので、好みのコーヒー豆をいろいろな粒度で試してみると良いでしょう。

コーヒー豆の挽き目5段階と特徴

コーヒーの粒度は5段階に分けることができます。
使用するコーヒーの抽出器具に最も合うように豆の粒度を調整することで、最高のコーヒーが淹れられますよ。

コーヒー豆の粒度それぞれの特徴と最適なコーヒー抽出器具や方法をまとめました。
使用する抽出器具が何であるかを確認し、味の変化を試してみてくださいね。

【その1】極細挽き:エスプレッソマシン向き

極細挽き エスプレッソマシン

短い抽出時間でも苦味が非常に強く出るのが「極細挽き(ごくほそびき)」の粒度。しっとりしとした極小の粒が特徴です。

抽出に時間をかけると渋みなどの雑味が出てしまうため短時間で一気にコーヒー液を抽出できるエスプレッソマシンに向いています

また、煮出したコーヒーの上澄みだけを飲むトルコの伝統的なターキッシュコーヒーのようなタイプのコーヒーにも使われますよ。

【その2】細挽き:水出しコーヒー向き

細挽きは水出しコーヒー向けです。

「細挽き(ほそびき)」にしたコーヒー豆は苦味が強くコクも良く出る特徴があるので、濃く淹れたコーヒーにコンデンスミルクを合わせるベトナムコーヒーメーカー(ベトナム式フィルター)に良く合う粒度です。

また、冷水でコーヒーを抽出する水出しコーヒーポットに使えば適度な苦味と雑味のないまろやかなコーヒーになりますよ。

苦味とコクを味わいたい人には、コーヒーメーカーやハンドドリッパーで淹れてもOKです。

【その3】中細挽き:ペーパードリップ向き

中細挽き ペーパードリップ

一般的に苦味と酸味のバランスが良いとされているのが特徴の「中細挽き(ちゅうほそびき)」。

家庭で多く使われているコーヒーメーカーやハンドドリッパー、サイフォンやネルドリップなどに向いていますよ。

【その4】中挽き:ネルドリップ向き

中挽き ネルドリップ

「中挽き(ちゅうびき)」のコーヒー豆の特徴は癖や雑味が少なく、飲みやすいコーヒーを淹れられることにあります。

ネルドリップの他、サイフォンやコーヒーメーカーやハンドドリッパーにもぴったりですよ。

【その5】粗挽き:パーコレーター向き

粗挽き バーコレーター

「粗挽き(あらびき)」のコーヒー豆は、きちんと時間をかけてコーヒーの成分を抽出すれば雑味のない濃厚なコーヒーを淹れることができるのが特徴です。

そのためフレンチププレス(プレス式コーヒーメーカー)やパーコレーターのように、長時間お湯の中に豆が漬かっている抽出方法が向いていますよ。

タイプ・方式別4種類のミルと特徴(家庭用からプロ利用まで)

市販されている「コーヒーミル」にはタイプや方式などによって、いくつかの種類があります。
あまりにも種類が多くて、どれを選べばよいか初心者は迷ってしまうかもしれませんね。

ここでは入手しやすいコーヒーミル(コーヒーグラインダー)4種を、それぞれのメリットなど特徴を紹介します。
目的や好みに合ったコーヒーミルを選ぶための参考にしてください。

【その1】手動タイプ:臼式

手動タイプ 臼式

木製の本体にハンドルが付いたレトロなデザインのコーヒーミルは、インテリアとしてキッチンに飾っても素敵です。

ミルの上部や側面に付いたハンドルを回すことで中の臼が回転し、中に入れたコーヒー豆を挽く仕組みになっています。

また、ステンレス製やプラスチック製など、丸洗いができて手入れが簡単なタイプのものもありますよ。

粒度の調整も可能。設定した粒度に豆を均一に挽くことができますし、価格も千円台からと安価なものが多いのがメリットです。

一度に1人分から最大で5人分程度の量のコーヒー豆を挽くことができる仕様のものが多いですが手動であるため、量が多くなると時間がかかることと手が疲れるということがデメリットと言えるかもしれません。

【その2】電動タイプ:臼式

電動タイプの臼式は手軽です。

臼式の電動タイプミルの一番のメリットは、短時間で粒度の揃ったコーヒー豆を挽けること。
様々な容量のタイプがあるので挽きたい豆の量や目的に合わせて選ぶこともできますよ。

価格帯は3千円程度からありますが、安価なものは手入れがしにくいなどのデメリットもあるので仕様をよく確認してくださいね。

【その3】電動タイプ:プロペラ式(ミキサー式)

ミキサー式は操作が簡単です。

ミルの底にプロペラ状の回転する刃がセットされているタイプの電動ミルで、「プロペラ式」または「ミキサー式」と呼ばれています。

メリットは操作が簡単で手入れもしやすく、コンパクトで手頃な価格帯であることがあげられますよ。

ただし、機種によっては挽きムラ(豆の粒度がばらつく)が起きやすいというデメリットもあるため購入する際には注意したい点となります。

【その4】電動タイプ:カット式

電動タイプ カット式

カット式の電動タイプミルは、喫茶店やレストランなど飲食業のプロが多く利用しています。

名前の通り、溝(刃)の入った2枚の金属製円盤でコーヒー豆を刻むように細かくカットする仕様となっていますよ。

一度に挽ける量も多く挽きムラも少ないというメリットがありますが、価格が最低でも1万円以上と高め。

また、本体が大きいため据え置き型が多く、設置場所を取るというデメリットから家庭向きではないかもしれませんね。

なお、カット式ミルには「極細挽き」の設定がない場合が多いため、エスプレッソ用としても使用したいのであれば仕様を十分確認してください。

ミルを使用した豆の挽き方と5つのポイント

ミル 使用 豆 挽き方 ポイント

気に入ったコーヒーミルを手に入れたら、好みの焙煎度合いの豆を用意して実際にコーヒー豆を挽いてみましょう。

下記にミルで上手に豆を挽くためのポイントをまとめました。いずれも難しくはないので、ぜひ実践してくださいね。

【ポイント1】淹れる直前に挽いて使い切る

焙煎したコーヒー豆は時間が経つにつれて酸化していくため、焙煎後は速やかに使い切るようにしたいものです。(ちなみに焙煎前の生豆は日持ちがします。)

さらに、コーヒー豆は挽いてしまうと大事な香りも徐々に失われていってしまいます。
そのため、豆を挽くのはコーヒーを淹れる直前にしてくださいね。そして必ず使い切るようにしましょう

なお、焙煎した豆(挽く前の状態)は冷凍しておくことで、ある程度の鮮度を保つことができますよ。お試しくださいね。

【ポイント2】抽出にムラが出ないよう粒は均一に

ミルの刃や臼の部分にコーヒーの粒などが詰まっていると、挽いたコーヒー豆の粒度にばらつき(挽きムラ)が出る場合があります。
すると、せっかく淹れたコーヒーの味にもばらつきが出てしまいます。

ミルを使う時には前回の粒の残りが刃や臼に残っていないかなどのチェックを行い、詰まりなどを取り除きましょう

手動のミルであればゆっくりと同じリズムでハンドルを回すことで粒の揃ったコーヒー豆を挽くことができますし、電動のものであれば設定をしっかり確認すると良いでしょう。
毎回、使用後にコーヒー粉を取り除くなどの手入れをすることを習慣にすると良いですね。

【ポイント3】微粉末が生じたら茶こしで振るう

微粉末は茶こしでふるいましょう。

家庭で使うタイプのコーヒーミルは粒度にバラつきが出やすく、極細挽き豆よりも細かいコーヒー粉「微粉末」が混じりやすい傾向があります。

微粉末は渋みやエグみなど雑味の原因となってしまうため、あまり多量であれば一度茶こしなどで振るって取り除く必要があります。

手間はかかりますが、このワンステップを行うことで美味しい均一の味のコーヒーを 淹れることができますよ。

【ポイント4】摩擦熱は風味を損なう要因になる

ミルでなどでコーヒー豆を挽く時、摩擦によって豆が熱くなることがあります。この摩擦熱よって豆の風味が損なわれる原因になる場合も。

豆を挽く力が弱い場合は摩擦熱が出やすくなるため、できるだけ挽く力が強いタイプのミルを選ぶと良いでしょう。

また、高速で臼やプロペラが回転する電動タイプのミルは摩擦熱が発生しやすい機種もあるため、切れ味の低下の原因となる汚れを溜めないように日々の手入れを怠らないようにしましょう。

【ポイント5】抽出器具に合わせて豆を挽く

先に書いたように抽出する器具と豆の粒度が合っていないと苦いばかりでエグみや渋みといった雑味が多いコーヒーや、逆にぼんやりとしたパンチのない味のコーヒーになってしまいます。

コーヒー豆を使用するコーヒー抽出器具に合わせた粒度にすることで、美味しいコーヒーを淹れられますよ。

使用後にミルの手入れをする2つの理由

使用後にミルを手入れしましょう。

以下の理由から、ミルを使用した後には付着したコーヒー粉を取り除くなどの手入れをすることをおすすめします。

使用後の手入れの一般的な方法としては、柔らかいブラシなどでミル内に付着したコーヒー粉を優しく払うように取り除く程度でかまいません。

また、ミルが分解できるのであれば定期的な分解掃除や、水洗いができるものは丸洗いなどの手入れをすると長く使用できますよ。

ただし、ミルによって手入れ方法が違うため必ず付属の取り扱い説明書を確認の上、指示に従ってくださいね。

【理由1】酸化した粉や油分を残さないため

コーヒーの粉は挽いてから時間が経つと徐々に酸化し味が不味くなってしまいます。また、コーヒー豆は油分を含んでいるため酸化すると共にべたつく場合も。

このような酸化したコーヒー粉や油分のべたつきがミル内の残っていると、次に挽いたコーヒー粉に混じり味や風味を損なう要因になってしまうのです。

【理由2】目詰まりによる故障を避けるため

手入れをしないでミルを使い続けていると、臼や刃の間に汚れが付着して豆がきちんと挽けずにムラができてしまうことがあります。

また、酸化した汚れが固まってしまうと故障の原因になってしまう場合があるため、使用後の手入れと定期的な掃除は欠かせませんよ。

まとめ

ミルがあれば、コーヒー豆の粒度を変えてコーヒーの味の変化が楽しめます。
コーヒー豆の粒度が細かいと苦みが強くなり、粗くすると苦味よりも酸味が強くなりますよ。
ミルを使うのは難しくありません。ぜひ、挑戦してくださいね。

手動や電動のコーヒーミルをまとめて紹介しています。こちらの記事も合わせてご覧ください>>手動?電動?おすすめコーヒーミル全9種を紹介!美味しい挽き方とは