嫌いな人との上手な付き合い方|人を嫌いになる6大理由を徹底解析

嫌いな相手との人間関係にストレスを感じながら、良好な関係を作らなければいけないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな方々は、「嫌い」という感情について詳しくなることから始めていくことをおすすめします。
「いえじかん」では嫌いという感情が芽生えてしまうメカニズムや、正しい捉え方や活用方法を解説していきます。
嫌いという感情を悲観することなく、プラスに変えるという意思を持つことで、人付き合いの見方を変えられるでしょう。
目次
嫌いな人の存在はストレスの原因になる
嫌いな人との付き合い方は、考えれば考えるほど難しいと感じる問題でしょう。
また、職場や学校などの環境の迷惑なってしまうと、その問題を冷静に分析できていない方も多いのではないでしょうか?
もちろん、嫌いな人との関係を良好にするための工夫は必要ですが、注力のしすぎにも注意が必要です。
深く考え込みすぎてしまうとストレスを抱えてしまう原因となり、本来のあなたらしさが損なわれてしまうこともあるため、正しい対処方法から身に付けていきましょう。
人が人を嫌いになる6大理由とは?
ついつい嫌いな人との付き合い方を良好にしようと考えすぎてしまうという方は、人のことを嫌いになってしまうメカニズムを把握しておきましょう。
なぜ人を嫌いになったかを整理することで、良好な関係を無理に作ろうとしている自分を客観的に観察でき、不要なストレスを減らすことにも繋げられるはずです。
【その1】自分のデメリットに繋がる
嫌いな相手が自分のデメリットになっていると感じている場合、その存在を認めることが難しくなります。
断捨離という言葉を耳にするようになった昨今では、相手の考え方そのものを否定する人との関係についても考え直すべきとされています。
将来のビジョンそのものやそれに費やしている時間や労力を否定されると感じている場合には、嫌いになってしまっても仕方なさそうです。
【その2】異なる意見や価値観を持っている
もちろん、嫌いな人の態度や言動にも問題はありますが、価値観自体が一致しないと感じてしまった場合も嫌いという感情が芽生えがちです。
特に同じ職場に勤めている相手であれば、仕事への貢献の仕方の違いという形で現れやすいと言えるでしょう。
また、周りの人に貢献しようと努めている分、相手のことを認めにくい精神状態になっているとも考えられます。
【その3】嫌われていると感じる
相手から嫌われていると感じたことで、自分から距離をとってしまうというケースもあります。
そんな相手との人間関係に悩まされている場合には、なにがきっかけとなって相手との距離を置き始めたのかを整理することから始めてみると良いでしょう。
【その4】自分と同じ嫌な面を持っている
周囲の嫌な面は、自分と似ていれば似ているほど気になるとも言われています。
また、遺伝子の働きによって、自分と似通った部分が多い他人とは距離を近づけすぎないようになっているとされています。
もし、どんなに冷静に分析しても嫌いになった原因が思いつかず、ついつい嫌な部分に目が行ってしまうという場合には、相手に自分と似ている部分が多いと捉えるべきでしょう。
【その5】憧れや理想を手に入れている
相手が同い年や同じような能力であるにも関わらず、自分の求めているものを手に入れていることで嫌いという感情が沸き起こってしまうこともあります。
年齢や学歴などの明確な違いがあれば受け入れられるものも、自分が納得できない場合には、簡単にその差を受け入ることは難しいです。
【その6】自分の公正感が歪んでいる場合も…
相手を嫌いと感じてしまっている自分が、感情に左右されていないかもチェックしてみましょう。
嫌いな相手と無理やり良好な関係を作る必要はありませんが、相手に落ち度がない場合は迷惑となってしまうことがあります。
相手との距離を考えるようになった明確な理由がない場合には、自分の公正感を今一度確認し、客観的に分析してみると良いでしょう。
嫌いな人が多い場合は自身を見直すことも大事!
学校や仕事場で嫌いな人が何人もいるという場合には、自分自身を見直す必要があるでしょう。
特にまわりに気を遣う環境では、不要な不利益を生んでしまうこともあります。
また、嫌いな人が何人か思い当たる場合も、悪いことと考えすぎないことも大切です。
自分を見直し、感情に左右されていた部分を修正した上でも嫌いと感じてしまう場合は、無理をしないことも大切です。
嫌いという感情は、悲観せずにいかにうまく付き合っていくかという観点を設けることで、精神的なゆとりが生まれます。
そして、これから生じる人間関係にストレスを感じない考え方を身に付けるためにも、嫌いな人との付き合い方のコツを確認しておきましょう。
職場や学校の嫌いな人と上手に付き合う6つの方法
嫌いという感情を抱いてしまった相手と上手に付き合うためには、いくつかのコツがあります。
社会人になってしまうと、「どうにかうまく付き合わなくては」と義務感を感じてしまうこともありますが、状況を冷静に分析することが大切です。
感情的になってしまうという方ほど冷静に、これから紹介する嫌いな人と上手に付き合う6つの方法を実践することをおすすめします。
【その1】嫌いな点を整理する
嫌な部分に目がいってしまうという環境でも、その人の持つ価値観や考え方のすべてが嫌いというわけではないはず。
ただ何となく嫌いという感情を持ってしまうと、冷静に対処すべき部分に支障をきたすことになり、あなたにとってのデメリットばかりが増えてしまう結果に繋がります。
どこが自分の価値観と違うのか、どこが受け入れられないのかを整理してみましょう。
【その2】長所を認める
嫌いな部分を分析することができれば、受け入れるべき長所が見えてくるはずです。
嫌いという感情が先立ってしまっていると、ついついすべてを受け入れられないと感じてしまいがちですので、長所から相手を見ることは非常に有効です。
人のことを嫌いになる癖があるという方は、長所から相手を見るという習慣を身に付けるだけで、人付き合いそのもののあり方を大きく変えられるでしょう。
【その3】感情を態度に出さない努力をする
相手のことを嫌いになってしまうメカニズムでも紹介したように、相手も嫌われていると感じた他人を受け入れられないという心理を抱いてしまいます。
そのため、必要以上に感情を態度や言動に出さないという努力も大切です。
挨拶や仕事上の必要なコミュニケーションは自然に行ない、周りの迷惑にならないよう注意しましょう。
嫌いという感情が態度や言動によって現れてしまうと、あなた自身の不利益になってしまう可能性も出てきます。
【その4】コミュニケーションを最小限にする
前述の通り、コミュニケーションは仕事上で必要な分だけで構いません。
嫌いという感情を抱きながら、プライベートでの交友を持たなければならないという状況は、ストレスが大きくなりすぎ、さらに相手を遠ざけようとしてしまうでしょう。
そんな方は下記の2つのルールだけを守ることで、精神的な負荷を大きく減らせるはずです。
- コミュニケーションは必要最低限だけにする
- 態度や言動によって周りに迷惑をかけない
【その5】共通の話題やコミュニティを避ける
コミュニケーションを最小限にする上では、身の上話を極力避けることが大切です。
仕事以外の共通の話題やコミュニティを認識されてしまうと、距離を置くこと自体が難しくなってしまいがちです。
相手に不快な思いをさせないという気遣いも重要ですが、嫌いな相手とは仕事上だけの付き合いと割り切ってしましょう。
【その6】割り切って相手と自分のために振る舞う
相手を不快にさせないという気遣いを、相手のためと割り切って付き合うことも有効な手段の一つです。
相手のためになると考え、良くないところを指摘してあげるというコミュニケーションに変えることで、あなたのストレスも大きく減らせるでしょう。
職場の人間関係を断捨離する方法はこちら>>職場の人間関係を断捨離!具体的な7つの実践方法とポイントまとめ
人付き合いでストレスを溜めない4つの考え方
嫌いな人ともうまく付き合っていなければならない方々は、ストレスを溜め込まない考え方を身に付けておくと良いでしょう。
精神的な負荷がかかってしまう状態では、せっかく持ち合わせているパフォーマンスを発揮しきれなくなることも考えられます。
【その1】嫌いという感情を否定しない
多くの方が思い込んでしまっている固定観念の一つが、相手のことを嫌いになってはいけないというものです。
人付き合いのうまい人を見ると「人を嫌いになること自体がない」と推測してしまいがちですが、決してそんなことはありません。
どんなに仕事ができる人でも、悩みがなさそうな人でも人を嫌うという感情は持ち合わせているものです。
嫌いという感情を受け入れ、そんな感情をいかにコントロールするかという観点をもつことで、ストレスを大きく減らせるでしょう。
【その2】相手の存在を達観する
相手を嫌うという感情は、自分も相手と同じ目線で物事を見ていることを意味しています。
例えば、仕事の愚痴ばかり話すところが嫌いな相手がいた場合には、仕事の愚痴は言うべきではないと同じ目線での反発が生まれているわけです。
そして、そんな相手との人間関係でストレスを溜めないためには、相手の存在を別の次元で見る達観が大切になります。
相手のことを達観できた場合には「そんな考え方もある」程度の感情しか生まれず、「なぜそんなことを言うんだろう」といったストレスの原因を生み出さずに済みます。
【その3】嫌いな点の根本原因を探る
相手のことを嫌いになってしまった場合には、深くその原因を探ることも重要です。
前述のような仕事の愚痴ばかり話すところが嫌いな相手がいた場合でも、根本原因はそんな振る舞いをする人間が評価されていることが許せないという感情だったりします。
そして、相手を嫌う原因が卑屈や嫉妬だった場合には、自分の器を大きくする以外に対策がないことにも気づけるはずです。
嫌いという感情とともに自分を俯瞰する習慣を付けることで、ストレスを大きく減らせるでしょう。
【その4】無理に好きになる努力をしない
人間関係を良好にするために、相手のことを好きにならなければならないと考えている方は、無関心になるという考え方を身に付けると良いでしょう。
特に相手のことを嫌いになってはいけないと思い込み、好きになろうという選択肢しかない方は無意識のうちにストレスを抱え込んでしまっている可能性があります。
仕事の中でも最低限のコミュニケーションを取れば良く、嫌いな相手もビジネスパートナーくらいの感覚で付き合うようにしましょう。
「それ以外の部分は無関心で構わない」と自分に許可を与えられるだけで、ストレスも大きく減らせるはずです。
もっと詳しく知りたいかたはこちら>>人間関係の断捨離効果は絶大!ストレスから開放される3ステップ
まとめ
嫌いという感情は誰もが持ち合わせているものであり、考え方によって活用の仕方が変化するものでもあります。
現状も去ることながら、これから先の人間関係でも、紹介したテクニックを駆使することでストレスを減らせるはずです。
一番身近な存在の家族との関係はうまくいっていますか?
こちらに、家族との人間関係を断捨離する方法についてまとめました。
ぜひ、参考にしてみてください。