観葉植物の植え替え方法とポイント4選|枯らさないために養生を!

観葉植物の植え替え方法とポイント4選|枯らさないために養生を!

観葉植物は、生長に合わせて植え替えが必要になります。
目に見える株だけではなく、土の中では根も一緒に生長しているためです。

植え替えは、今まで使ってきた鉢を新しくするチャンスです。
鉢の雰囲気を変えるとインテリアとも合わせやすくなり「いえじかん」がより楽しくなります。

でも、ちょっと面倒…難しそう…と思いますよね。
実は、とっても簡単にできる、植え替えのコツとポイントをピックアップしました。
基本をマスターして、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

植え替えに関するポイント4選

観葉植物が大きくなったら植え替えを行います。
品種によって植え替え方法が違うので、基本的な植え替えのポイントをピックアップしました。

【ポイント1】植え替えをするタイミング

植え替え タイミング

観葉植物を購入してきてから植え替えをするまでのタイミングは迷ってしまいます。
以下のような状態を見つけたら、植え替えが必要なサインかもしれません。

鉢底の穴から根が出たら

鉢底 穴 根 出たら

植え替えのサインで一番わかりやすいのが、鉢の底から根がはみ出てきた時です。

根が伸びたいのに鉢がパンパンになり、穴のある下から出てきてしまっている状態になります。
根は伸びたがっているので、一回り大きい鉢に植え替えましょう。

水不足の時も、同じように根が飛び出してくることがあります。
水を求めて伸びているためです。
日々の管理状態などを考慮して、植え替えを検討しましょう。

水が土に染み込まないとき

根で鉢の中がパンパンになっていると、水をあげてもしみ込んでいきません。
水が染み込むのは土の中になります。

根が土を圧迫しているので、土が十分に保水の役割を果たせていない状態です。
十分な保水性を保てる状態にすると、より良い生育につながります。

土が古くなり、保水性や通気性がなくなると水がうまく染み込まないこともあります。
この場合も同様に、ふっくらとした新しい土に変えましょう。

葉の色が悪いとき

葉の色が悪いのは、様々なケースがあります。
日照不足や、温度変化による変色も多々起こります。

根が水を吸い上げられないと、生育不良が起こってしまいますよ。
特に観葉植物は葉が変色を起こすなどの劣化が見られるようになります。

これは、根腐れの時も同じような症状を起こすので、よく見極めてください。
鉢穴から根が出ていたり、水の吸い込みが悪いなどが見られる時は、ゆったりとした環境へ植え替えが必要です。

根腐れでも初期の段階での発見であれば、根を切るなど整理することで発根を促すことができます。

鉢と株のバランスが悪くなったとき

鉢 株 バランス 悪く

上記のような症状が起きていない場合でも、株と鉢のバランスが悪くなることがあります。
フィカスなどボリュームが大きいものは、上部が重たくなると、ちょっとしたことでバランスを崩し転倒させてしまうこともありますよ。

安全のためにも、生育に合わせて植え替えを行うことをおすすめします。サボテンなど一部の品種では、本体の株に対して根が浅いものもあります。
あえて小さい鉢で管理する場合もあるので、購入する時に確認をしておきましょう。

購入から2〜3年経過したら

プラスチックの鉢で購入した時は、しっかりと根が張った状態で販売されていることが多くあります。
そのような鉢の場合は、購入した次のシーズンの暖かい時期に植え替えるのが理想です。

最近ではおしゃれな陶器鉢などに植えて、トータルコーディネートをした状態で販売されているものも多くあります。

植物によって根の生長が遅いものもあるので、植え替えはいつぐらいが良いか購入時に確認しておくと安心です。

品種によっては、出荷、販売のタイミングですでに根が張って下から出ているものもあります。
出荷のタイミングは生産者さんによって違うので、合わせて植え替えについて相談しましょう。

【ポイント2】植え替えに適した時期

植え替え 適した 時期

一般的に植え替えは4月から6月ごろの生育期が適しています。
それは、植物の肝である根を触るためです。

根は非常にデリケートで、環境が変わると生育に大きく影響します。
生育期であれば、生長しようとする力が強いので環境が変わっても影響なく、植え替えることができます。

【ポイント3】株のサイズに合った鉢選び

鉢 サイズ 合った 鉢選び

選ぶ鉢は、サイズがとても大事です。
また、植え替えるのが大変だからと何倍も大きな鉢を選ぶと失敗してしまいますよ。

土の容量が多すぎて、水を多く含んでしまいます。
排水、蒸発も時間がかかり根腐れの原因となります。今使っている鉢よりも1回り大きなサイズがちょうど良い大きさです。

鉢のデザインによっては土の容量が思ったより多いことがあります。
丸型やシリンダー型は土の容量が多くなりがちです。
鉢を選ぶときは、土の容量も気にしておくと管理しやすくなります。

【ポイント4】植え替えに適した土選び

植え替え 適した 土 選び

 

植え替えの時は、新しい土を利用します。
再生用土なども販売されていますが、植物の種類によっては不向きな場合があります。
園芸店で、各品種用にブレンドされた土が販売されているので、そちらを利用すると楽に植え替えができますよ。

古い土は勿体無く捨てるのも大変でつい使いたくなりますが、土自体の浄化作用や保水力などが低下しています。

植え替えは根を発育させるために行うので、新鮮で性能の良い土を選ぶことが植え替え上手になるコツです。

使う前には、ふるいにかけて、より空気を含ませふっくらとさせておきます。
植え替えた後水をあげた時に、しっかり水が含むためにも大切な作業です。

実践!観葉植物の植え替え方法7ステップ

実践 観葉植物 植え替え 方法 ステップ

植え替えのコツをマスターしたら、早速実践してみましょう。
植物によって異なるので、まずは基本の植え替え方法を見てみましょう。

用意するもの

観葉植物の植え替えはとても簡単です。
揃える道具も少なく、育てていく上で今後も必要となるツールなので、使いやすいものを選びましょう。

【ステップ1】古い鉢から根を抜く

 

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まずは窮屈になった鉢から、株を抜きます。
鉢の下から根が出ている状態であれば、はみ出ている根を切ることで抜きやすくなります。

全く抜けない場合は、プラスチックの鉢の場合は鉢を切ります。
無理に引き抜くと根がちぎれることがあります。

【ステップ2】根と土を軽くほぐす

植え替えの時に古い土を残すかどうかは、品種によって異なります。
根が繊細な場合は、傷がつかないように土を取らずそのまま植え替えを行います。これは、鉢増しとも呼ばれる方法です。

根に弾力があり土がほぐれるようであれば、古い土を軽く落としましょう。
土を落とす理由としては、観葉植物用の土の中には赤玉土という種類の土がブレンドされています。

赤玉土は小さな粒状で、保水したり空気を含んだりします。
時間が経つと粒が潰れてその機能が失われてしまうので、新しいものに変える必要がありますよ。

【ステップ3】鉢底に鉢底石を入れる

鉢底には、鉢底石を入れます。
鉢全体の通気性と排水性を高めるためです。

鉢底に敷くための専用の石は、細かい気泡があり軽量になっています。
大きな鉢や陶器の鉢は植え替えると重たくなるので、軽い鉢底石を使うとメンテナンスしやすくなりますよ。

【ステップ4】土と植物を入れる

 

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鉢底石を引き、その上に土を敷き馴染ませたら、植物を入れます。
株が土に埋もれないよう下に土を足しながら高さを調整しましょう。

竹など一部の観葉植物は、植え替えの作業の間の根の乾燥が大きなダメージになってしまうことがあります。
そのような場合は、植え替えの作業中は濡らした布で巻いたり、水につけるようにしましょう。

細長いシリンダータイプなど深さがある鉢の場合、高さ調整を土で行うと重たくなってしまいます。
砕いた発泡スチロールなどでを利用すると、軽量で通気性が保て排水性も良くなります。

【ステップ5】根と鉢の間に土を足す

鉢の底に鉢底石と土を入れながら、高さを決めます。
モンステラやフィカスの中には気根が出ているものがあります。
気根は必要であれば自然に土に着くので、無理に埋めなくても大丈夫です。

鉢いっぱいまで土を入れてしまうと水やりが溢れてしまうので、うまくメンテナンスができません。水やりを想定して高さを決めていきましょう。

【ステップ6】隙間を埋めるように土を足す

高さが決まったら、鉢の周りに土を入れながら株を固定していきます。
360度鉢を回しながら満遍なく、まずはふんわりと入れていきましょう。

丸型の鉢などは隙間に手が入らないのでなかなか均等に土が入れづらいものがあります。割り箸などでほぐしながら土を足していきましょう。

ふんわりと6割ほど入れたら指先で土に対して垂直に力をかけながら土を固めていきます。さらに土を足して、最後にもう一度土を固める作業をします。

【ステップ7】水やりをする

土がなじむように最後は水やりを行います。
鉢底から水が出るくらいたっぷりとあげましょう。

その時、土の量が少し減ります。
土を足しても良いのですが、マルチングという飾り石を引くのもおしゃれです。
鉢の色に合うカラーストーンなどや、バークチップが利用できます。

枯らさないために!植え替え後の養生4選

枯らさないため 植え替え 養生

植え替えた後に枯れた場合は、植え替え方法が間違っている場合と、植え替え後の管理が間違っている場合があります。

枯れる原因は1つではありませんが、重要なポイントである植え替え後の管理についてもマスターしておきましょう。

【その1】明るい日陰に置く

植え替えた時は新しい土に馴染むまで、直射日光や温度差の激しい場所を避けます
日陰に置いてしまうと、光合成が十分にできない場合があります。
明るい日陰を選んでおくようにしましょう。

【その2】こまめに葉水を与える

こまめ 葉水 与える

葉水を与えるのはとても良い効果をもたらします。
植え替えて、改めて根を伸ばそうとしている時に、大事になるのは光合成による生育です。

葉に埃が積もっていたり、健康な状態でなければうまく光合成ができません。
霧吹きで葉水を与えメンテナンスをこまめに行いましょう。

【その3】肥料は与えない

植え替える時期は、暖かい季節なのでつい肥料を与えてしまいがちです。
生育を促す肥料は、ショックを起こすこともあるので安定するまで与えるのは控えましょう

しかし、肥料の一種の植物ホルモンを活性化させる作用のある発根促進剤は与えても構いません。

【その4】1週間は同じ場所で休ませる

植え替えた後は、早く生長できる場所を選びがちです。
植え替えた後の置き場所は、柔らかい日差しの入る、暖かく風通しの良い場所が好ましいです。

場所を決めたら、1週間は同じ場所で管理しましょう。
色々な場所に置いてしまうとその都度適応しなければいけないので、植物が疲れてしまいます。

まとめ

観葉植物の植え替え方法は、植物の品種や状態によって異なります
植え替えは今までの鉢から新しい鉢に変えるチャンスです。
インテリアに合った鉢を見つけて、早速チャレンジしてみましょう。

水のあたえかたはむずかしいですよね。こちらの記事でも水やりの方法を特集してお伝えしています>>観葉植物を枯らさない水やりの方法とは?注意点4選と留守中の対処法