観葉植物が元気に育つ肥料のやり方とは?枯れる原因となる与え方5選

観葉植物が元気に育つ肥料のやり方とは?枯れる原因となる与え方5選

観葉植物は、水や光、適切な温度や風通し、適切な土で十分健康に育ちます。
それぞれの品種に合ったメンテナンスを行っていけば、徐々に生長していく姿はとても愛おしくなります。

素敵なグリーンがお部屋にあれば「いえじかん」がもっと楽しくなるでしょう。
より元気に育てたい場合や、大きく生長させたい場合は、肥料を使うと上手に育てていくことができます。

今回は、植物にとってのプラスアルファのごちそう、肥料についてマスターしてみましょう。

肥料の三大要素とは?

肥料の三大要素を紹介します。

まず、肥料には2種類あります。
有機肥料と無機肥料です。

有機肥料は、天然の成分を使った肥料になり、馬糞、鶏糞、油かすなどが使われます。
最近ではおからの肥料なども人気が出てきました。
発酵させて作るためにおいがあり、虫の発生が起こることもあります。

無機肥料は化学合成された肥料になり、この無機肥料を選ぶ時に、成分の配合をよく確認する必要があります。

肥料には、3つの成分が必要です。

  • 窒素(N):葉肥と呼ばれ、葉をいきいきと保ってくれます
  • リン酸(P):実肥と呼ばれ、花や実をつけるときに必要です
  • カリウム(K):根肥と呼ばれ、根を健康に保ちます

三大要素以外には、中量要素、微量要素も大切な成分です。
中量要素としては代表的なものは3つあります。

  • 硫黄:生長のコントロールに役立ち、不足すると、古い下の方の葉が黄色く変色します
  • マグネシウム:光合成を助ける働きです
  • カルシウム:根の生長や、植物の細胞維持に働きかけます。土壌の酸性を中和する役目もあります

微量要素は、鉄、マンガン、亜鉛、モリブデン、銅などになります。
肥料を使う植物の種類と目的を明確にし、選んでいきましょう。

観葉植物の肥料|タイプ別3種類

観葉植物の肥料をタイプ別に紹介します。

園芸店やホームセンターに行くと、様々な肥料があります。
肥料のタイプ別の特徴を知って、上手に使い分けましょう。

【その1】固形肥料

固形肥料は、緩効性の肥料です。
鉢の土の上に置いたり植え付けの時に土に混ぜて使います。
水やりや土の中の水分でゆっくりと溶けて効果が出てきます。

化学成分をぎゅっと固めて作られたのが固形肥料です。

そのため、株の近くや根に直接あたるように置いてしまうと、栄養過多でショックを受けてしまうことがあります。鉢に置くときは、淵の方に置くようにしましょう。

【その2】液体肥料

ハイポネックスなどの液体肥料は、即効性があるものが多いです。
植物によりますが、そのまま与えたり希釈して与えます。

希釈する場合は、水やりのタイミングであげることができます。
ハイドロカルチャーにも使用することができるので、希釈や使い方をよく確認して選ぶようにしましょう。

【その3】粉末肥料

水耕栽培やハイドロカルチャーに使用できるのが粉末肥料です。
水の量に対して量を調節ししっかりと混ぜる必要があります。

もちろん、水に溶かして鉢植えの観葉植物にも使用することができます。
一部の製品を除き、粉末肥料は水に溶かした状態での保存はできません。
使用するときに、水に溶かして使うようにしましょう。

観葉植物の肥料|内容別2種類

観葉植物の肥料を内容別に紹介します。

先ほど簡単にご紹介しましたが、肥料には有機肥料と無機肥料があります。
それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。

【その1】有機肥料

有機肥料は、馬糞や鶏糞などから作られているのが特徴です。
有機物を、土の中の微生物などが餌にし、分解します。

土の中の微生物など土壌生物の力が必要なため、土の状態によってはいまいち効果が見られないことがあります。

土に馴染みやすく果実や花がつく植物などに効果的なため、ガーデニングや野菜作り、ハーブを育てるのに向いています。
有機肥料は作るのに加工や発酵など手間がかかるため、価格はやや高いことが多いです。

【その2】無機肥料

無機肥料は、鉱物を分解したものや化学成分が主体となっています。
成分がはっきりとわかるので、ビギナーの方も使いやすい肥料です。

最近では、植物の種類ごとにブレンドされた肥料もあるので、より使い勝手がよくなっています。

肥料のやり方|2選

肥料のやり方を紹介します。

肥料はあげるタイミングによって、丈夫に生育させることができます。
肥料のあげ方の基本をマスターしていきましょう。

【その1】植え替え時のやり方

植え替えの時は、土作りを意識して肥料をあげます。
間違ってはいけないのが、元気になるようにと強い肥料や液肥をすぐに与えてしまうと植物が驚いてしまいます。
土に混ぜてゆっくりと効くタイプを選んでブレンドしましょう。

【その2】生育過程でのやり方

育てていく中で、肥料を与えたいときは休眠期を避け生長期に与えます。
休眠期は地上の株だけでなく、地中の根もお休みしている状態です。

栄養をあげても吸収せず、弱らせる原因となってしまいます。
多くの観葉植物は春から秋が生長期になります。
暖かくなったら肥料を意識しておきましょう。

与えるべき時期とタイミング|3選

与えるべき時期とタイミングに注意しましょう。

肥料には植物を刺激し、元気にさせる作用があります。
与えるタイミングをマスターできれば、トラブルも少なく育てることができます。
代表的な3つのポイントを見てみましょう。

【その1】四季に合わせて

冬の寒い時期は休眠する観葉植物が多いので、肥料は与えません。
地上の株だけでなく、根も代謝が弱まっているのでたくさん肥料を与えると吸収できず、弱らせてしまう原因となります。

寒いと元気がないように見えるので、ついつい肥料を与えたくなりますが、暖かくなるまで待ちましょう。

春から秋は多くの観葉植物が生長期になります。
植物の活動が活発になるので、養分をよく吸収します。
暖かい時期に肥料をあげると失敗が少なく育てることが可能です。

【その2】葉や茎に元気がない場合

葉や茎に元気がないときは、まずは基本のメンテナンスを見直します。
置いている場所の日当たり、温度、水やりの頻度などが観葉植物に合っているかをチェックしてみましょう。
あわせて、病害虫の影響がないかも確認しておきます。

【その3】花が咲かない場合

花を咲かせたい植物には、リン酸を多く含んでいる肥料や、つぼみを成熟させる成分の入った肥料を花芽が付くまで与えます。

植え付けるときに元肥で土の養分を整え、開花する季節に合わせて適度に肥料を与えていくのが一般的な育て方です。
肥料をあげることに慣れていないビギナーさんは、品種ごとの専用肥料を利用してみましょう。

与えるべき種類と濃度|2選

与えるべき種類と濃度を紹介します。

肥料の基本は、植物に合った肥料を選ぶことと量を守ることです。
観葉植物の肥料のあげ方を大きさ別に考えてみます。

【その1】大型植物の場合

大型の観葉植物は様々な種類があります。
サイズを維持しながら育てたい場合は、肥料を控えていきます。
おすすめは、緩効性の固形肥料を生育期にあげます。

しかし、陶器鉢などに植え替えられて販売されている観葉植物などは、肥料が混ぜられていることがあるので、購入した際は肥料についても確認をしておきましょう。

【その2】卓上植物の場合

卓上に置ける観葉植物は、まだ小さいので上手に肥料をあげるとよく育ちます。
肥料が好きな品種や、早く新芽を出したいなど生育を旺盛にするためには、液体の肥料もおすすめです。

注意したい!NGな与え方|5選

NGな与え方に注意しましょう。

肥料は観葉植物にとってはごちそうです。
いつもごちそうを与えたり、間違った与え方をしてしまうと大切な植物が弱る原因となります。

【その1】与えすぎは枯れる原因

肥料の与えすぎは、枯れる原因となります。
濃度が濃い、回数が多い、量が多いなどどれも肥料過多の原因となってしまいます。

肥料を吸収するのは根です。根が肥料を吸収するのは、浸透圧という仕組みによるものです。
根の中の細胞が濃いので、土の中の薄い水分や養分を吸収します。
この時、濃い肥料が土の中にあると細胞が取り込めず植物を弱らせていきます。

もし、大量に肥料をあげてしまった場合は、鉢の底から水が出るくらい多めに水をやって流しだしてください。

【その2】まずは基本環境の見直し

葉が垂れてきたり、しわになる、変色が起きるなど弱ってしまうことが起こると、つい肥料や活力剤を与えたくなります。

しかし、その前に環境やメンテナンスで改善される場合があります。
冬場など寒くなってから元気がなくなっている場合は、日照不足や温度不足が考えられるので置き場所を考慮しなければいけません。

通年を通して、きれいに育たない、葉の色が悪いときは根腐れや根詰まりなどの可能性もあります。

水の過不足によっても観葉植物の状態が変わってきます。
まずは、基本の環境やメンテナンスを見直してみましょう。

【その3】植え替え後の追肥はNG

植え替えたときは、もっと根を伸ばして大きく元気になってほしいとたくさん栄養をあげたくなります。

しかし、植え替えは植物の一番大切な根を引っ越しさせる作業です。
新しい環境に慣れるまでは基本のメンテナンスを行ってください。

新しい枝が伸びてきたり新芽が出てくるなど生長の変化が見られれば、肥料を与えることができます。

【その4】複数の肥料を混ぜない

効果をもっと増したい、早く効くようにしたい、そう考えて肥料同士を混ぜてしまうと化学変化が起き大変危険です。

複数の肥料を保存するときも、混ざらないようにボトルのキャップをしっかり閉める、または袋の口を閉め密閉するようにしてください。

【その5】観葉植物の特性に合わせる

観葉植物は多くの種類があり、中には肥料があまり必要のない品種もあります。
また、ほかの植物より多くの肥料が必要な場合もありますよ。

例えば、多肉植物はあまり肥料が必要ないといわれますが、生育期に薄めた肥料が必要な品種もあります。

購入したときなどに、園芸店やグリーンショップで生長期の肥料のあげ方などもアドバイスをもらっておくと安心です。

肥料と併用して活力剤を与えよう!

肥料を併用して活力剤を与えましょう。

園芸店やホームセンターの肥料のコーナーに行くと、肥料と並んで活力剤も販売しています。
アンプルタイプやスプレータイプなど様々なものがあります。

肥料と活力剤は使い分けが必要です。
水がごはん、肥料がごちそう、活力剤がサプリメントというイメージです。

活力剤は、肥料の効果アップになったり、冬の休眠から春の生長に移行するときの活力として使用するとよいでしょう。

ちなみに、肥料は農林水産省が管轄する肥料取締法によって管理されています。
生産や成分などが管理されているので安定した価格で安全な肥料を入手することができます。

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まとめ

観葉植物にとって、水や光、風はとても重要です。
そこにプラスしてより良い環境を作るために使用するのが肥料です。

肥料にはさまざまな成分や仕様があるので、使い勝手の良いものを選びましょう。

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