断捨離キッチンの作り方|食器もツールも溜め込まない!便利な台所♪

あなたはどんなキッチンで毎日食事を作っていますか?
使いたいお皿を出すために水切りかご、食器棚などをあちこち探している、そんなことはありませんか?
これに当てはまる場合は断捨離が必要なキッチンかもしれません。
くつろげる「いえじかん」のためには、シンプルなキッチンの実現は必須。
探す時間も手間もいらない、物が少なく見た目もスッキリのキッチンを目指して、断捨離してみましょう!
関連記事
目から鱗!キッチン収納のアイデア大公開!狭くても工夫次第で快適に
目次
なぜ?キッチンが片づかない理由とは
食器だけでなく使いかけの食品・乾物などをしまっているキッチン収納は、きちんとお手入れをしていないと不衛生になりがちなスペースです。
また、レンジ台やシンクには油や水垢・湿気が気になる場所もあり、そのうちに掃除しようなどと思っているとあっという間に大変な状態になることも。
キレイなキッチンを目指すにはこまめな掃除が欠かせません。
しかし、物が大量に収納されていたらどうでしょうか?
毎回多くの物をよけながらでは掃除に時間がかかり過ぎるため、やる気もなくなりますね。
そんな片づかないキッチンの原因は物が多すぎること。
断捨離して無駄に入ってくるものをシャットアウトし、自分に必要な物だけを残して「物に対するこだわりをなくす」ことを実行して、衛生的で片付いたキッチンを取り戻しましょう!
【断捨離キッチン】物が出し入れしやすい便利な台所の作り方
物の出し入れがしやすい台所を作るには断捨離がまず第一ですが、実際にはどのように捨てていけばよいでしょうか?
理想的なのは、まずカテゴリーごとに分けながら、一か所に集めることです。
具体的には、食器・カトラリー・キッチンツール・保存食品・ビニール類・シンク周りのグッズなどに分けていきます。
実際に物を出してみると、「ここにも楊枝がしまってあった」「ふきんがあっちの引き出しにもある…」なんてお宅は多いはず。
複数の場所に同じ種類の物がないか、徹底的にチェックしましょう。
あまりにも物が多いというキッチンなら、場所ごとに行うのもありです。
今日はシンクの下、来週はガスレンジの周辺といった風に行っていきましょう。
処分のポイントとしては、下記を処分していきます。
・重複している物
・使っていない物
・汚れやひび割れがある物
・不要な引き出物や好みに合わない頂き物
・長期間使っていない物
キッチングッズをグルーピングしてみると、この条件に当てはまることがあるのではないでしょうか。
「なんでこんなにとっておいたんだろう?」と管理の甘さを痛感しますが、この作業が「もう絶対にためこまない!」という次の段階への強い動機付けとなります。
落ち込まずに乗り切りましょう。
また同様に、冷蔵庫の中も断捨離が必要です。
いつ買ったのかわからない物が入っていませんか?
賞味期限が比較的長いものはだんだんと奥に行きがち。
これを機会に一気に不要な食材を捨ててしまい、無駄な買い物を減らすきっかけにしましょう。
先にあげたポイントを押さえてキッチン収納、冷蔵庫全体を見直すと、物が減って出し入れがしやすくなることに気づくはずです。
【断捨離キッチン】食器編
キッチンの断捨離を行う上で、最大の難関は食器。
割れない限りは食器棚に置いてある、というお宅は多いのではないでしょうか。
「結婚したばかりの頃に買った食器がまだ残っている」
「引き出物でもらったけど、食器洗い機に入れると傷がつきそうで使えない」
「ノベルティーでもらったマグカップが大量にある…」
こんな方はとにかく食器の数を減らしてみましょう。
捨て方のルールは先に述べた通りです。
食器棚のスペースと相談しながらの作業になりますが、一つ気を付けたいのは隙間を意識して再収納すること。
「この食器と同じものがあるけど、まだ食器棚に余裕があるから残しておこう」はなしにしてください。
物は食器に限らず、増えれば増えただけ手入れが必要になってきます。
ギッシリ詰め込む必要はないのです。
食器類はむしろ、隣の食器との間隔を十分に空けて見せる収納を心掛けると、使い勝手もよくなります。
一方、一人暮らしの部屋だとスペースの関係で、食器の数に悩むのではなく、食器棚がないことに抵抗を感じているという方もいるかもしれません。
ですが、人間一人が使う食器の数といったら、とても限られたものです。
「食器棚を買わないと…」と悩むことはありません。
なかったとしても、キッチン収納として準備されているスペースを有効活用すれば、なんとかなるものです。
食器棚が「必ずいる」という概念は捨てましょう。
むしろ余計な食器を買わずに済むのですから、それに越したことはありません。
このように食器を断捨離していくと、食器洗いの時も数が減って身軽になったことを感じると思います。
特に食事一回ごとに食器を洗う習慣ではない方がたくさんの食器を持っていると、「後でまとめて洗おう」「きれいなコップを使っちゃおう」と、どうしてもシンクに食器がたまりがち。
少しでも食器を少なくすることは、こまめに洗う習慣にもつながり、キレイな空間を保つためにも効果的といえるでしょう。
【断捨離キッチン】カトラリー編
特に来客が多い家庭でなければ、基本的には1セットのカトラリーがあれば事足ります。
また、スプーンの大きさの違うものを何種類か揃えていませんか。
このサイズを1つにすることで、スプーンの種類はぐっと減らすことができるのです。
カレーもいける、スープもデザートもOKの大きさのスプーンを探してみるといいでしょう。
また、箸は100均でも売っていますが、品質が伴わない品はどうしても長く持ちません。
一本がダメになったら別のものと組み合わせて使ってしまおう、などとやっていると中途半端な箸がゴロゴロしている…などということにもなりかねません。
上質な物を長く使うのが一番と考えましょう。
【断捨離キッチン】キッチンツール編
キッチンツールの断捨離キーワードは「最低限」です。
とにかく数を限界まで減らしてみましょう。
処分すべき物は複数あるものや汚れが酷いもの。
この点は食器と変わりませんが、もし数を減らした後にそれが壊れてしまったらあなたはどうしますか?
手軽に100均で購入するという方は注意ください。
今では100均でキッチン用品を揃えるというご家庭も多いかと思いますが、お得な場合とそうでない場合があるのです。
特にキッチン用品は力を入れたり、熱湯にさらしたりと、タフであることが求められます。
耐久性はお値段にそのまま反映されているケースが多いので、100均で買ったキッチンツールの寿命はそれなりと思ってください。
数を一つに減らすのならば、たびたび取り換えることのないように考えて購入するのが大切です。
他には、まな板立て・三角コーナー・ツールスタンドなどを見直してみましょう。
これらのグッズは放置してしまうと、黒ずみやぬめり、油汚れなどがつきものです。
「手入れが苦痛!」と感じているくらいなら、なくても済むようにしてしまえばいいのです。
まな板立てはタオルハンガーや突っ張り棒、S字フック等の利用で収納が可能。
水気のあるものなので、なるべくシンク下に置かないようにしてください。
空間を利用する形で行えば理想的です。
三角コーナーはなくしてしまっても、調理中にビニール袋を2種類置いておくことで対応が可能ですよ。
生ごみとビニールごみに分けて入れたら、調理終了と共にそれぞれごみ箱へ。
燃えるゴミは新聞紙で簡単な袋を作ったり、牛乳パックを利用するというやり方もいいでしょう。
ツールスタンドに置いていた道具類は引き出しに収納してください。
ちょうどいい場所に引き出しがないとツールスタンドを置いてしまいがちですが、これに関してはガスレンジから多少距離があっても引き出しに入れることをおすすめします。
ガスレンジの周辺はどうしても油の飛び散りが避けられないので、使用頻度が低い道具に触れた時、「あ、ベタベタ…」なんてことになりかねません。
あると便利なツールスタンドですが、また洗う作業が発生するので思い切ってなくしてしまった方がスッキリします。
ちょっとしたことで、当然だと思っていた掃除から解放される爽快感を味わってみてください。
【断捨離キッチン】調理器具編
今度は調理器具の断捨離についてです。
調理器具は食材を切ったり、混ぜたりする器具やボウル、鍋などがあります。
調理器具の断捨離ポイントは、食器などと同じように複数持っているもの、1年以上使っていない物を捨てること。
厳選された物を残したら、毎日使うものを手前に置いて楽に取り出せる場所にキープします。
断捨離でスペースができたのですから、詰め込んだり重ね過ぎたりしないことを心掛けましょう。
目安としては6割が埋まる収納。
これ以上になると取り出すまでの時間が倍かかってしまうので、くれぐれも余裕をもって収納してください。
なお水切りかごのように使う人が主婦だけでない場合は、家族の考えをきいてから断捨離してください。
家族がちょっと飲んだグラスを洗った後に、置く場所がないと困る…
このような不満はよくあるようです。
水切りかごをなくす代わりに、ふきんをあらかじめ用意してシンクの近くの引き出しに入れておくなど、皆に納得してもらえるような方法を提案してみましょう。
また新たに購入する時は、色や素材を統一させるとキッチン全体がまとまって見えます。
キッチン用品はスーパーやデパートのキッチンコーナー以外にも雑貨店などでも扱いがあり、色々な所で目についた物を買ってしまいがちですが、出した時にバラバラな印象にならないように気を付けるといいでしょう。
例えば素材はステンレスだけ、色は一つに揃えるなどの配慮です。
しまったときだけでなく、出した時も違和感がないようにチョイスすることができたなら、あなたのキッチンは使いやすくなり見た目もグレードアップしているはずです。
【断捨離キッチン】保存容器編
おそらく多くの家庭で使われずに眠っているキッチン用品といえば、まず間違いなく保存容器でしょう。
レモンのはちみつ漬けを作って子供のスポーツ活動に持参したり、余ったおかずを入れてみたり、軽量で冷凍もできるプラスチックの保存容器は本当に便利です。
ただ、頻繁に使う保存容器はごく限られたものになっていませんか?
いざ使うにも、取り出しにくい奥にある保存容器はホコリをかぶっていたりして、「一回洗ってからでないと使えない…」という状態に。
そのうちどんどん退色して経年劣化していたというケース、思い当たりませんか?
他にもフタがない・歪んでいる・臭いがとれない・開けにくいなど使わくなる理由は色々です。
すっきり断捨離して、古い保存容器とは縁を切ってしまいましょう。
たくさん捨て過ぎてまた買い足さないと…という場合は、保存容器に溝のないものを。
「保存容器 溝なし」で検索してみると、さまざまな商品が出てきますよ!
【断捨離キッチン】保存食品編
保存食品のしまい方ですが、ちゃんと整理しているという自覚のある方と、ちょっと自信がない…という方との差がとても大きいです。
いまいち整理できていない場合、食品庫の中には重複買い・賞味期限切れ・冷蔵庫に入れるべきものが常温で保管されているなど、改善点がたくさん。
ご本人もどうにかしないといけないと思っているのに、どこからはじめればいいのかわからずにそのままになっているパターンが多いですね。
これを整理していくには、まず食べられないものを捨てることからはじめましょう。
一度全てを出してしまい、期限切れをよけていくのが理想的ですが、出すこと自体が面倒な方は少しずつ目についたものを捨てていく方法でも構いません。
とにかくできるところから手をつけていくのが大切です。
処分品を集めたら、今後のためにどのようなものを無駄にしてしまったのかを確認しておきましょう。
缶詰、お菓子などの比較的賞味期限の長いものが多くありませんか?
1週間ほどで傷むものはなるべく早く食べないと使えなくなるという危機感がありますが、1か月以上もつものはどうしても気がゆるみがち。
ついつい「まだ大丈夫!」と思ってしまいます。
こうならないようにするには食材を種類別に分けるのではなく、食べきらないといけない期間ごとに収納すること。
具体的には3つぐらいのかごを用意し、一番手が届きやすいところに1か月以内に食べないといけないものを入れます。
次に3か月以内、半年以内のものという具合にラベリング。
かごの中をさらに缶詰、お菓子、ナッツなどのおつまみ、スープなどに区分けするといいでしょう。
とにかく使い残しを出さないために、1か月以内のかごから先に使うのが大切です。
重複買いはさきほど提案した期限ごとの収納がうまく機能すれば、防ぐことができます。
欲しいものがすぐに取り出せることももちろん大切ですが、保存食品に関しては、未開封のまま廃棄する食品を出さないように工夫することが大切です。
【断捨離キッチン】冷蔵庫編
冷蔵庫はお金の無駄をなくすという意味でも、ぜひ断捨離を実行してもらいたいスペースです。
ファミリーであれば買いだめしてどんどん詰め込むのが普通かもしれませんが、本来キチンと冷気を循環させるためにも、入れる食材はしっかり考えてからにしたいもの。
やり方としては一気に食材を出して、賞味期限が過ぎているものを廃棄するか、一段ずつ処分していくかのどちらかでしょう。
食べられない食材を捨てていく内に食材が2つ出てくる、まだ大丈夫だと思っていた調味料が期限を過ぎていたなど、無駄の正体を目の当たりにすることと思います。
一度キレイになったのなら、今度はその状態を保つルールが必要です。
例えば毎週土曜日はその週の食材を総決算をする日と決めて、廃棄するものを決め、残り物を全て利用して作るなどの決め事をするとよいでしょう。
また、残り物や半端な野菜・卵・豆腐などの指定席を決めるのも良い方法です。
そこが空いていれば、買ってこなければいけないことがわかるからです。
キッチンの一部である冷蔵庫も断捨離して、スリムアップさせましょう!
【断捨離キッチン】ビニール袋編
ビニール袋も多くのご家庭では「掃除に使うから」「予備がないと不安だし、わざわざ買うのももったいない」という理由で、ためこんでいるパターンが非常に多いものです。
さきほどご紹介した三角コーナーの代用品としてビニール袋を使っている場合、ある程度はストックが欲しいところですが、それでも10枚ほどあれば困ることはありません。
食材の買い物でマイバッグを利用していたとしても、ドラッグストアやコンビニなどでビニール袋をもらってしまう機会が多いですよね。
余計な分はとっとと捨てて、すっきりしてしまいましょう。
増やさないルールとして置き場を限定し、そこに入らなくなった分は捨ててしまえば増えることはありません。
【断捨離キッチン】シンク周りのグッズ編
先ほども三角コーナーや水切りかごの断捨離について述べましたが、最近は洗い桶もなくしてしまうお宅も多いそう。
シンク周りで特に場所をとるのは、水切りかごと洗い桶の2つなので、なくしてしまうとかなりキッチンの景色が変わりますね。
また、スポンジも実はなくしてしまいたい断捨離対象だというのはご存じでしょうか?
実は、スポンジが雑菌の温床になっていることも多いのです。
水気がなかなか切れないと、より雑菌が繁殖しやすくなります。
ではここで疑問なのが「スポンジ以外でどうやって洗うの?」ということです。
ウエス(古布を小さく切ったもの)でさっと汚れをとってブラシで洗うのが理想的なのですが、ウエスを切るのが面倒という方も。
便利さを優先してスポンジを使う場合は、接触面がなるべく少なく水切れの速いスポンジで、雑菌の増殖を防ぐよう心掛けましょう。
ブランド物の食器がある場合は買い取ってもらおう!
キッチンを断捨離していると、高価な食器が出てきてどうしようかと悩む方もいると思います。
「ほとんど使ったことはないけれど、高価なので捨てるのは気が引ける」というブランド食器たち。
あなたが使わない高価な物はリサイクルしてしまいましょう。
近所にリサイクルショップがなくても、ネット上にも古い物を買い取ってくれるお店はたくさんあります。
それらを比較しているサイトもあるので、自分に合ったリサイクルショップで、賢くブランド食器を手放してしまいましょう。
知りたい!断捨離後の素敵なキッチンの雰囲気【画像編】
キッチンの断捨離は物を処分した後のことを想像しながら、こんな風にしたいとイメージすることが大切です。
具体例としていくつかの写真をご紹介しますね。
いかがでしょうか?
どのキッチンも使う色を絞って小物でアクセントをつけているのがわかりますね。
キッチンマットがないところなどを見るとモデルルームのようですが、物を厳選するということはこのように中途半端なものは一切排除するということなのです。
この写真だけを見て、「ここまでやるのは無理」と諦めないでください。
元々あなたのキッチンは、シンプルだったのではないでしょうか?
まずは元に戻すべく、断捨離でキッチン空間を生まれ変わらせてみましょう!
まとめ
キッチンの断捨離で物を減らしていくコツを色々とご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
キッチンに置かれている全ての物にいえることは、下記の3つがあります。
・なるべく最小限の数を持つ
・色や素材に統一感を持たせる
・買い足すものがあれば、上質で何度も買い替える必要のない物にする
これらを少しずつ徹底させていけば、必ず便利なキッチンに再生できます。
気持ちのいい空間で作ったお料理はきっと格別な味になるはず。
お気に入りの食器に盛りつければ、楽しい会話につながりそうですね。
ぜひそんなキッチンを目指して、断捨離に励んでみてください!
ミニマリストとして、有名な「しぶ」さんはキッチンにもこだわりがあります。一流の技も参考にしてくださいね>>ミニマリストしぶさんの持ち物14選!愛用の衣類や小物から家電まで販売サイトも紹介